A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

伊豆の国シクロクロス

3/13は伊豆の国シクロクロスでした。

個人的には今シーズンの最終戦。小貝川で最高のシーズンインをしてから半年、長かったシクロクロスシーズンもいよいよ最後。

流れ的には2月の土浦辺りで最後にしても良かったんだけど、伊豆でやるって言うのが魅力的で3月まで引っ張って、このレースに臨みました。

個人的には伊豆の国と言えばメリダの聖地エックスベースが有るし(実際帰りに寄りました)、静岡県のローカル回転ずしチェーンに寄るのも楽しみ、そんな楽しみも含めて参戦した伊豆の国シクロクロス

終戦なので良い成績で終わらせたいし、まだ今シーズン表彰台が無かったので、最後に表彰台乗りたいなと思っていました。

ちなみにコンディションはそんなに良くなくて、どれだけカラダが動くかは走ってみないと分からない感じ。

 

コースは河川敷のドライでハードなバンピー路面。ただ、バンピーだけど結構スピード乗せやすい。

バンピーで自転車が進まない路面はあまり好きじゃないけど、スピードの出るバンピー路面はけっこう好き。重めのギアをかけてギャップをいなしながらスピード乗せていくのは得意。

コンディションはイマイチだけど得意なコース。どんなレースになるだろうか。

 

因みにタイヤはドライコンディションなので迷うことなくVittoria TerrenoDRYチューブラー。

バンピーなので空気圧を少し落としたいところだけど、砂の中に埋まっている石とかが有るので、パンクリスクを避けるために無難に1.65気圧。

 

そしていよいよスタート。

スタートして4番目でコースイン。予想に反して呼吸が苦しくなくて、もっとプッシュできそうな感じ。

そうかと思ったら先頭の方ではトッキーと2位のもじゃの間にギャップが生まれ始めてる。追えば追い付けそうだったので、急いでもじゃを抜いて、トッキーを追いかける。ほどなくしてトッキーに追いつき、胸を借りる気持ちで付いていけるところまで付いて行こうと思う。

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最初だけトッキーに付けた。

 

 

しかし、最初にシケインでトッキーがビックリするほど速くて、シケインだけで数秒のギャップが付いてしまう。

これはマジでビックリした。トッキーのランがめちゃめちゃ速い。追いかけようとして同じスピードにしたら心拍数爆上がりでそのままオールアウトしそう。それくらい速い。

 

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最初のシケインだけで数秒離されてしまった。トッキーのシケインはランがめちゃめちゃ速かった 写真:湘南CX大会実行委員

 

結局、ここのシケインで付いた数秒が全然埋められないけど、10秒前後のチラチラ見えるくらいの差で最初の3周か4周は推移。

 

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序盤はトッキーと10秒差くらいでキープしていたので、オーバーペースで追いかける

 

ずっとこのペースで行けないのは分かっているけど、見える位置にいる間はあわよくば追い付きたいと思いながら必死に追いかける。

結局追い付くには至らず、4周くらいしたらこっちが軽めにタレて一気に差が開く。

ココから先は2位を死守する走り。オーバーペース気味で走っていたところから、そのまま劇落ちしないようにペースを維持しようとするんだからしんどいしんどい。

 

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先頭を追うのを諦めてからは2位を死守する走り、どっちみちずっと全力

 

後の状況は十数秒差で佐野選手、そのすぐ後ろに詫間選手と言う状況。

佐野選手と詫間選手がジョインして先頭交代しながら追いかけてきたらこっちはかなり不利な状況だったけど、2~4位争いは駆け引きなしの力勝負になっていたのので、自分ただただ全力で逃げる。

 

それでも後ろの二人より自分の方が脚にきはじめたらしく、シケインは脚が上がらないし、攣らないように気を付けないと一気に攣りそう。

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僅差の2~4位争い。ずっと脚攣りそう。

 

徐々にタイム差が無くなってきて10秒を切る。ペースを上げ直したいけど、もう踏みで上げることは出来ず、クネクネした場所のライン取りを丁寧にすることでタイムを稼ごうとする。

それでもタイム差は5秒を切って、最終周にはいよいよ捕まることを覚悟する。

しかしその最終周むしろタイム差が開いた。

どうやら3位の佐野選手と詫間選手がジョインして、ややけん制が入ったらしい。

そのまま何とか逃げ切り2位フィニッシュ。走る前は予想していない順位でコースの相性が良かったんだなと痛感。

これでシクロクロスシーズンは終了。

夏場はマウンテンバイクをメインにやりたいけど、今年はレース数も少ないので、モチベーションを切らさないように夏場のトレーニングに励みたいと思います。