A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

シクロクロスミーティング第5戦 富士山レースレポート

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■コース:
今回初めて走るコース。若干傾斜の付いた広大な芝生がベースになっていて、テクニックよりも踏み倒していくパワーが必要なコース。
ただ、路面は締まっていてややバンピーな部分と、ぬかるんでいる部分で走り方の切り替えが必要。全体的に自分に向いているコースです。

■セッティング:急な登りが無いのでフロントシングルの軽量な2号車を使用。(と言うか、今シーズンはずっと2号車)
タイヤの空気圧をかなり高めの4気圧にして試走してみたが、バンピーな区間で自転車が暴れてしょうがないのでかなり減圧してスタートへ。

■レース:
全体的にゆっくりなスタートだったが、ペダルをはめるのにもたついて集団のまん中辺りになってしまう。

そう言うしてる間にラバネロと言うチームの2人が抜け出す。自分はそれを追う数人のグループの後方にいる。同じチーム同士で逃げ始めたこの2人を早く捕まえておかないと取り返しの付かないことになるので少し焦る。

そして、焦ったせいか、ぬかるみにタイヤを取られて落車(こけた)。
慌てて再スタートを切るものの、サドルが曲がっていて、走りながら叩いて直す。やっとの思いで集団に復帰したものの、逃げている2人ははるか彼方。。。正直、これでレース決まってしまったと思いました。(万事休す)

しかし、パワーの必要な上り区間に入ったら、余裕があったので集団を飛び出してみると、一気に前の2人まで追い付いてしまった。
そのまま1週目を終えて、前に出たい上は『そのまま行っちゃえ~』と2周目からずっと独走態勢に入る。

独走になってからの走りは自分のペースで。下りやテクニカルなセクションは無理をせず、登りの区間で思いっきり踏んでタイムを稼ぐ。
ぬかるみやパンピーなところではテクニックの劣る自分が一生懸命踏んでもあまりタイムを稼げないし疲れる。そして何より無理をすると落車するリスクも高くなる。だから登りは思いっきり走って、他の区間はイーブンペースでこなした。

正直な所、けして体調は良くないし、凄く苦しいんだけど、それ以上に気持ちがノってるからドンドン踏んでいける。
少しずつ後ろが離れていくのが気持ち良くて更に踏む。人の身体って不思議です。気持ち次第で幾らでもパフォーマンスが向上するようです。
また、安全圏に入った後半はこれから昇格するカテゴリー1のレースを意識して、辻浦君(現日本チャンプ)たちにタイムを差を付けられない様にと言う気持ちで走りました。

■ゴール:
実は、ラスト2周くらいからから後輪がスローパンクしていて、タイヤの手応えが少し甘くなってたけど、あまり影響を受けずに無事走り切ることが出来ました。
最後まで手を抜かなかったので2位に1分以上差を付けることが出来ました。いつもは安全圏に入ったら手を抜いてしまうことがあるので、最後までちゃんと集中して走れたことが嬉しいです。
辻浦君や関西のメンバーが来ていなかったものの、タイム差で比較したらカテゴリー1でもある程度走れそうな手応えも感じました。勝てないまでも、カテゴリー1に行ってからも高いレベルのレースを楽しめるように頑張ります。

■写真1:富士山をバックに独走。実はかなり苦しかった
しかし、ワンピース着てるせいもあって、メチャメチャケツでかく見えますね(も~、もともとでかいんですが・・・)
■写真2:40センチのシケインは身長があんまりない自分には辛いです。オランダ人になりたい。。。(ちょっと逆光で見難いですね)