A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

稲城クロス2022年10月

先週末は今シーズンの初戦の稲城クロスでした。

来週の土浦に向けての足慣らしでもあり、地元で負担の少ない遠征になり、レース慣れしていない身体に丁度良い負荷かなと参戦。半年間レースを走っていないので、現状でどれくらい身体が動くか確認できる貴重な機会でした。

 

先週ボランティアの方々が切り開いた2022バージョンの新コースは例年のレイアウトを踏襲しつつ、昨年より気持ち良くスムーズに走れる良いコースだなと感じました。

試走中は今シーズンから導入したニュープロダクトの具合も確認する。

ヘルメットはここ3シーズンは変わらずABUSを使用するが

STORMCHASER

にモデルは切り替え。さすがモビスターが使っているモデルだけ有って軽くて快適。

グローブはFISTに変更。なにげにオフロード走る上でグローブの使用感は生命線だと思っているけど、FISTはフィット感バッチリで1シーズン安心して使えそう。

シューズはnorthwaveのROCK STER。昨シーズンから使用しているグラベル用の紐シューズ。使用感が気に入って今シーズンも同じものを使わせ貰っているけど、新品はある程度使わないと馴染んでこないのでこれも今日のレースを通じて具合を確認する。

そんな感じのシーズン初戦。

 

しかし、試走の時間は非常に気温が高く、寝不足で当日を迎えてしまったので倦怠感が物凄くて、どこまでレースとしてパフォーマンスを発揮できるか不安になりました。

 

それでも最終レースだったことが幸いし、15時を過ぎると暑さも和らぎ走りやすいコンディションになる「少しはまともなレースが出来るかな」と言う気分になってきてスタート地点へ。

 

最後尾とは言え出走が17人なのでスタートでちゃんと前に出られれば普通にレースが出来るなと感じる。

しかしスタートを切ると全然踏めず前に上がれない。

 

序盤は一気に前に出る脚が無くて完全に埋もれる。写真:井上様

 

低速コーナーを短い直線で繋いで稲城のコースでは、ホームストレート以外でポジションを上げるにはダッシュで一気に加速して前に出るしかないが、その加速力が全然ない。

こうなったらジタバタせず、テクニカルセクションは無駄足を使わず我慢して、ホームストレートで前に出る走りに切り替えるしかない。この時点で「今日は真ん中くらいの順位が取れたら御の字だな」と思った。

 

それでも走っている内に徐々にコースにも慣れ、身体も負荷に慣れペースを落とさずに淡々と走っていたら6位まで上がって最終周回へ。さすがにTOP3は全然遠くまで行ってしまったが、4位までは頑張れば届きそう。

ホームストレートに出た瞬間から全開で踏む。もうここがゴールスプリントだと思ってダッシュしたらストレートエンドぎりぎりで4位まで浮上出来た。

最終周で小林選手を抜いてなんとか4位浮上。写真:井上様

 

まあ、ゴールスプリントのつもりで踏んだので心臓バクバクで脚も売り切れてしまったが、テクニカル区間をある程度のペースで切り抜けて回復を図り、最後はシケインからの階段をなんと

か抜かれずにこなして4位ゴール。

 

最後まできわどい展開だったのでかなり追い込めた。写真:井上様

 

今の状況を考えると「それなりに上手くまとめたな」と言うのが正直な印象でした。

次戦はいよいよ茨城シクロクロスの土浦ステージ。

JCXのほぼフルメンバーに近い重要レースがいきなり待っているので、そこでしっかり走れるように頑張ります。