A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

信州シクロクロス・飯山大会

先週の日曜日は信州シクロクロスの飯山大会でした。


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写真@kasukabevisionfilmz

 

土曜日のナイターと2Day`sで開催していましたが、自分はお店もあるのでJCX対象の日曜日のみ。

それにしても、土曜日のナイター走って、洗濯&洗車してから寝て、次の日も普通に走っている選手は本当に大変だな~。

自分には無理。。。

 

当日は渋滞も有り、会場に着いてからややバタバタと準備をして試走へ。

と言うか、前のレースが長引いていて、準備が出来ているのになかなか試走が始まらない。

そして、試走が始まったかと思ってたら、試走時間を短くしてオンタイムに戻そうとしたらしく、1周しか走れなかった。

しかも、1周しかしてないのに、自転車にめちゃめちゃ泥が積もっている。

試走なんで、無理目な部分も乗車で行こうとしたら、ただただ泥だんごを作っているだけだったらしい

短い試走が終わってドロドロの自転車を洗っていると、すぐに召集開始。

試走開始からの流れが凄いバタバタした感じ。

まあ、条件は皆一緒で、アップしてね~よ~とか言いながら並んでいる選手ばかりだった。

 

今回はJCXだけど、UCIじゃないし、沖縄とかぶったりで、久々の2列目。やはり、これくらい前だとスタートがし易い。

 

そんな感じでスタート。

最初の泥は無難にこなし、半周走ってグランド上のドロドロキャンバーへ。

ここで、前が渋滞しているのを見て、キャンバーの下の方からランニングで一気に前の選手をごぼう抜きする。

 

寒河江・幕張とここ2戦は渋滞を避けて変なラインから行ったのがアダになって後ろに埋もれたので、スタート前は今日は長いものに巻かれながら、みんなと同じラインで様子見るぞと思っていたのに、結局そんな作戦はスタートしてしまうと忘れてしまうらしい。

まあ、その辺は本能的な何かが。

 

しかし、この日は、この走り方がはまった。

何度か細かくコケながらも、大外から渋滞している人たちを何人もパスして、8番手まで上がれた。

気を良くして、泥の乗車区間に突入したが、前の選手がよろけて、それを避けるためにバランス崩して落車。

ここでごっそり抜かれた上に、誰かの自転車が自分の後輪の上を通過して行った。。。

結局いつもこうなるんだ。。。

 

さらに、空気圧が高過ぎたみたいで跳ねてしまい、イージーな所で2回コケた。

試走が1周ゆっくり走っただけだったので、ペース上げたらどうなるか見れなくて、やや高いかな~と思いながらこの空気圧でスタートしたら、やっぱり高かった。

たまらず半周でマシン交換して、「空気ちょっとだけ抜いて」と伝える。

ただでさえ、泥のレースでピットは忙しいのに、余計な手間を増やして申し訳ないけど、空気抜いてもらって助かったし、空気抜いてからグッと走り易くなった。

 

その後は淡々とレースを続ける。

2年前の全日本もそうだったけど、ドロドロになった飯山はランが多いのなんのって。

走りながらこりゃきっと、レース終わったらヒザ痛くなるな~と思いながらランも頑張る。

ヒザに痛みが出るのは宜しくないが、レースがスタートしてしまうと「ヒザ痛くなるんでやめます」とはいかない。

 

そんなこんなしていると、前からジュニアクラス出走している小島大輝がメカトラで落ちてきた。

大輝が相当速いことは分かっているが、とは言え80人エントリーしているC1の後からスタートしたら、さすが抜いて上がって来るのは大変だろうなんて思っていたが、気が付いたらどこかで抜かれていたらしい。次代を担う若者恐るべし!

 

ちなみに、この日の基本方針は無茶はしないこと。

乗車か担ぎか迷うような場所はリスクを冒さず全て担ぐ。

幕張のレースの動画を見たら、優勝した公平もリスクヘッジのために担ぎを多用していたし、このコースは変な場所走ると一気に自転車に泥が詰まるから、泥を付けないためにも、危ない所は全て担ぎ。

2年前の飯山の全日本の時も、無理目な所で乗車にトライして、ミスが出た所からペース崩したことも有ったし。

 

そうこうしていると、今度は洗車機の水が無くなったとピットから言われた。

最近、泥レースが多いことも有って、オフィシャルの高圧洗浄機が途中で使えなくなることが有る。

これはなかなか厳しいな~。

こう言う時に自分の洗車機を持ち込んでいる所は有利だろうけど、簡単なことではない。

 

そんな感じで、洗車が出来ないので、余計にマシンを労わりながら、泥を付けないように押さずに担ぎで対応しながらレースを進めて無事にラストラップへ。

何気に、泥は苦手でいつも80%ルールに引っかかるので、泥のレースをフルラップで走れたことは一定の成果だと思う。

 

自分の前後は選手が密集しており、この勢いで一気に抜き去って順位を上げたいところだけど、最終周回に入った所で、チェーンがチェーンステーに巻き込んでしまうトラブルが頻発するようになって、一気にペースが落ちてしまった。まあ、メカトラをきっかけに、集中が切れちゃったのも有ったけど。

チェーンのトラブルは、この泥の状況の中でワンバイクでレースの半分以上を走ったんだからしょうがないと思うけど、マシン労わって走ったのに、最後まではもたなかった。

 

そんな感じで最終周は競っていた選手にいきなり1分くらい引き離されながら、24位でゴール。

どうせなら、もう少し前でゴールしたかったけど、泥だし、今日の所はこんな所だろうか。

 

機材面では、Vittoriaの泥用はやっぱりぬかるんだ場所での安定感が素晴らしく、野辺山に向けてマッドは2ペア準備しようと思ったし、意外と寒い飯山に合わせて、テンペストの撥水レッグウォーマー履いてレース走ったのも、脚冷えなくて正解だった。


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写真:たんねん氏
 

ちょっとずつ色んな改善が図られて、野辺山・宇都宮・全日本と続く3連戦に向けて良い材料が有ったレースでした。

次は野辺山。2週間空くので、きっちりトレーニングして臨みたいと思います。