A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

湘南ベルマーレシクロクロス第2戦 開成大会

クリスマス3連戦の最後は湘南シクロクロスの開成大会。

このコースは自分向きで好きなコース。とは言え、最近は選手の実力がきっ抗していて、シクロクロスクリテリウム2で割ったようなレース内容になる。

 
コースはド平坦の高速コースだけど、土手のキャンバー区間が復活。この区間キャンバー自体は問題ないのだが、途中にある石段を横切る際の処理や最後に下に降りていくところのコンクリートの衝撃など、自転車に優しくない。
※おまけにキャンバーに入る部分の階段が自分の歩幅に合わない。もう少し脚が長ければ。。。

とりあえずこのコンクリート対策としてはタイヤの空気圧を上げることと、抜重をしっかり行うこと。

タイヤに関しては普通であれば前後ダイヤ目(ビットリアXN)で問題ない。ただ、リム打ち対策で前輪の空気圧をかなり高めにしているので、少々フロントのグリップが落ちる。フロントをダイヤ目かブロック(ビットリアXG)にしようか迷いどころだったが、勝負かけて前後ダイヤ目で行ってみることにした。

 

そんな感じでレーススタート。

自分は後から聞きましたが、スタート荒れたんですね。自分は久々の1列目で無難にスタート。

ポールショットは根本選手とユーキャンの選手。しかし明らかにオーバーペースなので無理に前には出ずに様子を見る。

 

脇からカズさんが上がって来て、2周目に入る時は先頭をカズさんにして自分は2番手。

お~、久しぶりに順調なレース運びじゃないですか。
 

なんて思っていたら、2周目のキャンバー自転車に飛び乗る際に落車。。。

どうもフロントダイヤ目で高圧だと扱いがかなりシビアで、飛び乗る時は注意が必要なようだ。

しかし、そんなこと、レース始まってから気付いても後のまつり。

 

急いで自転車に跨るけどカズさん+斉藤選手と言う最高の列車に乗り遅れてしまった。厳しい展開。

おまけにハンドルが曲がっているんだけど、ロスを避けるために交換しないで行く。これくらいなら曲がってても走れる。

 
イメージ 1
曲がったハンドル。これくらいなら交換せずにそのまま行ける。
 
そんな感じで走っていると若武者、澤木選手登場。

二人で行くには良い相手。強調すれば前から降ってきた選手を捕まえられる可能性もあるし、後ろを引き離せる。

そんな感じでランデブー開始したら、どうやら上がってくるに脚使ったらしく、澤木選手が引けない。

オーケー!オーケー!まずは休んで下さいよ。
呼吸整ったら引いて下さい。
 

なんてやって、協調を始めた矢先、なんと澤木選手がシケインでコケた。

オーマイガット!

これは参ったよ。

 

ここで状況を整理すると、すぐ後ろに単独で青木選手がいる。

そして、その後ろにらコケて遅れた澤木選手がいる。

 

それで、ひとまず青木選手を待って2人で行くことにする。

単独3位で独走を始めると言う選択肢もあったけど、恐らく澤木選手は青木選手に追い付く。そうすると21は分が悪いし、脚を消耗してそのままカウンターで行かれる恐れもある。

消極策かもしれないけど、ここは青木選手を待って2人で行くのが得策と考えた。しかし、2人になっても微妙なけん制が入りあまりペースが上がらず、予定より早く澤木選手が追い付いてきて3人になる。

 
イメージ 2
写真:綾野真
なんか平塚と同じようなメンバーの3位パック。

 

自分のプランでは3人でも勝てるチャンスがあると踏んでいた。

と言うのも、今日のシケインはもろに高速なシケインで自分が明らかに速かった。このシケインをアタックポイントにすればいつでも攻撃できると踏んでいた。ラスト3周くらいからシケインアタックかけ続ければ、1周で勝負が付かなくても何度かやれば引き離せると言う算段だった。

 

しかし、またもや自分で墓穴を掘ってしまった。ラスト4周くらいかな、キャンバー区間で自転車に飛び乗る際に落車。

これを機に澤木選手を逃がしてしまう。これは緊急事態。逃がしたら危険な選手を逃がしてしまった。

ここからは後ろなんか気にせず、下ハン持って本気で追う。全開で。

 

しかし、多少は差を詰めたものの、結局澤木選手を捕らえることが出来ず秒差で4位。

もう最悪ですよ。追い込んで僅差で4位ってもう何度目でしょうか。

今日も完敗です。
 

考えてみれば、この連戦は小さなミスが目立ったな。

勝負かけてシビアなセッティングのマシンで走ったのが裏目に出る場面が多かった。思い起こせば幕張の時は守備範囲の広いセッティングで無難にノーミスで走れた。そう言う大事な部分が欠けていたなと。

さて、とりあえずこれで年内のレースは終了。

 

とは言えシクロクロスシーズンは長いですからね。

まだ成績残せてないけど、これからのトレーニング次第でシーズン後半に復調して結果を出すことも出来る。それを目指して引き続き頑張ります。