A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

鴨川クリテリウム

先週日曜日はJBCFの鴨川クリテリウムに出てきました。
 
結果から言うと、内容重視で積極的に攻めてE2クラス5位。
勝てなかったけど、自己評価ではそれなりに満足できる内容でした。
(E2走るのは10年ぶりくらいか?)
 
 
今回はBOMATTバイク「エランTT」にノーマルハンドルを付けてロードレース仕様にした平地スペシャルで参戦。
前日に洗車したり、ブレーキシューをカーボン用に交換したりと準備したのですが、やること多いですね。
シクロクロスシーズンなんか、連戦だから決戦用ホイールを付けっ放しになるから、イチイチ練習用ホイールと交換とかしないから。
 
そんな中、ちょっとしたトラブル。
なんとブレーキワイヤーを留めているネジがバカになってしまってワイヤーが固定できなくなる。
これは結構焦ったけど、仕方がないのでもう1台のマシンからブレーキアーチごと引っこ抜いて交換。事なきを得たが、これがレース会場だったらDNSだったな。
運が良かった。
 
 
 
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ブレーキアーチを引っこ抜かれたもう1台のバイクに哀愁が漂う。。。
 
 
当日は4時半起きで出発(※結果的に帰ってからも後片付けやら何やらで、ここから21時間起きていることになる)
アクアライン以外は下道だったけど2時間で着いた。鴨川とは言え千葉県はそんなに遠くないですな。
 
会場について準備をしているとかなり重要なものを忘れていることに気付く。
あれだけ忘れ物に気を付けようと思っていたのに、前日に袋に入れて準備したのに、丸々忘れてきた模様。
もはや、忘れ物に置いて自分の右に出るものはいない。
※何の自慢にもならん。。。
 
しかし、前回のお台場のシクロクロスレースからずっと遠征バックに入れておいた代替えのアイテムがあり、何とかDNSは免れた。
運が良かった。
 
そして、レーススタート。
1周目はローリング。ケイリン競争のようにペーサーバイクの真後ろに付けたので、当然ペーサー退避後は自分がペースを上げる役になる。
集団縦に伸ばすことは出来たけど、先頭からもう1段仕掛けるのは難しく、狙っていたスタートアタックは諦める。
 
それでも、2周目か3周目くらいから攻撃開始。
ひたすら休まず揺さぶりアタックをかけてジャブを打ち続ける。
本当にレース中10回以上は仕掛けたと思う。
 
だけど、悲しいことに全部ジャブ止まり。パンチャーではないし、強力なストレートは持っていないようだ。
一撃必殺の強力なアタックで一気に集団を30秒くらい引き離せれば単走でも長く逃げられたかもしれないけど、最初にそこまで上げてしまうと、脚が続かないのが悲しい。
実際、310330wくらい、巡航で4244kmくらいで逃げているんだけど、集団と同じスピードで走っていて、引き離せない。
仕掛けた時に付いた10秒くらいの差をキープするのがやっと。
そんな差はすぐに捕まえられるから、集団も様子を見ながら12週で追いついてくる。
 
しかし、単独の逃げは難しいなと早い段階で悟ったものの、攻撃は続ける。
理由は、
1.今回は内容重視、高強度のトレーニングをすることが目的だから集団内で脚を貯めても意味が無い。
2.落車回避(群馬の時落車多かったし、少しでも前にいたい)
3.掛け続けていれば同調してくれる人が現れて複数名での逃げになるかも知れない
4.細々したコーナーが多いコースなので、仕掛け続ければ集団に対してもダメージを与えられる(※脚の無い人にとっては迷惑は話だろうけど、結果的にこうすることで集団の前の方には脚のある人しか残れないので、強い者同士でのバトルがし易くなる)
5.アタックかけ続ければ目立つ(イヤ、この日は目立たない方が無難なのだが)
 
まあ、こんな理由から休まず動き続ける。レース短いから休まず動いた方が楽しいでしょ。
だから、吸収されて集団戻ってちょっと回復したら「あれ、俺休み過ぎだな」と思って仕掛ける。自分に回復させる時間を与えない。
レーニングとしては素晴らしいですね。
ただ、脚を貯めないで仕掛けるから、集団を引き離すような強力なアタックが掛けられないんだけど。。。
 
 

イメージ 2

レース中のパワーデータ。
この手の分析はどうやってやるのかイマイチ分かって無いけど、心拍が下がるとアタックしているのが分かる。
 
 
そんなこんなで10回くらいはアタックしただろうか。
当初は11発がもっと長い逃げになると思っていたから、アタックした時にラップとって詳しいデータを採取しようと思ったけど、忙しくてそんな余裕なかった。
 
 
ラスト3周くらいから程よく脚が売り切れる。
いや、普通はラストに向けて脚は貯めるものなのだが。。。
 
そして最終周回。ゴール直前にコーナーがあるから、実質的にはその前の直線からスプリントが始まっている。
頃合いをみて前に出ようとしたら前の選手が蛇行してやや減速、そこから踏み直してもう一度上がるほどの脚もなく5位でゴール。
 
一応お立ち台GET
一応賞金GET
 
入賞したからE1に昇格かと思ったけど、3位まで昇格だから上がれないらしい。残念。
だけど、よりレベルの高いE1で強度の高いレースしたいけど、E2でも本人の動き方次第で強度が上がるのは分かったから、次もまたE2のレースを楽しもうと思います。欲を言えば、次回はバリバリ動いて最後に勝てればなお良いなと。
 
 
そんな感じで、久しぶりのクリテリウムは落車もなく楽しめたので良かったです。