A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

シクロクロス東京エリートレース

毎年恒例、シクロクロスシーズン終盤の一大イベント、お台場のシクロクロス東京に参戦致しました。
今年も何とかメインのエリート男子の出場権を取り、何度か砂練をして挑みました。


イメージ 1
チームの中で自分しか持っていない新作ヘルメットを自慢げに装着 PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)


 
実際、昨年までは砂練をやる時間も場所も無く、無策でお台場の砂に突撃し、撃沈しておりましたが、今年は近くに砂練出来るポイントを見付け、何度か砂練をやってきました。まだまだ砂をマスターしたなどと言うレベルには程遠いですが、少し砂の特性が分かって来て、幾分か楽に砂をこなせるようになりました。
 
 
実はレースの3日くらい前から風邪気味で、フィジカル面にやや不安が残るのが残念な感じですが、2年間お休みするシクロクロス東京のメインレース、調子が悪いとかそんなこと言っていられません。今持っているものをぶつけるだけです。
 
まあ、正直な所砂練の成果が風邪のせいで帳消しになって±ゼロやん!
と言う気持ちは内心ありました。。。
 
そんな感じでまず試走。
前夜の雨の影響もなくシングルトラックもドライで普通に走れる感じ。
砂の方は前日からのレースのお陰で轍も程よく付いて走り易そう。実際、自分も、周りのエリート男子の選手もみんな殆ど乗車。
さすがにエリートには速い選手しか出ていない。当たり前だが。。。
 
シングルトラックに問題が無いので、VittoriaシクロクロスTerrenoシリーズで一番ノブが低いDRYを装着しスタートへ。
やはりスタート前の、このお祭りのような雰囲気はシクロクロス東京のエリートレース独特のものだ。この感じを2年間味わうことが出来ないのが残念だ。
 
そしてスタート。
ランキング的に最後尾からのスタートだったけど、右へ左へと上手くラインを切り替えてイイ感じでポジションアップしてしまった。
今日はイケるんじゃないかとテンションが上がる。


イメージ 2
珍しくスタートが決まって、最初だけかなり良い位置 PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)

 
しかし、砂に入ると失速。
ポジション争いの激しい1周目はもっとランを織り交ぜながら良い位置をこじ開けていきたいところだけど、病み上がりでランでペース上げると呼吸が苦しい。このペースは長く持たないとあきらめて、遅くても乗車で脚を貯める方に切り替える。
 
すると見事に最後尾へ。
しかも、ひとつ前の佐複さんからもどんどん離されていく。圧倒的なペースで最後尾を一人旅。。。
ランニングしないようにしているとは言え、出来る限りのペースで走っているのにここまで遅れるとさすがに本人も焦って、マジでヤバいんじゃないかと思う。

まだ風邪なのか?
相当調子悪いな。リタイアした方が良いのかな?

と本気で思った。
 
実際、去年までに比べて砂のさばきは明らかに上手くなってるし、乗車率は上がっている。
だけど、乗車してるのに遅い!
パワーが出て無い。。。
 
しかし、最後尾を走っているのに、非常に有り難いお台場の大歓声。やっぱやめるわけにはいかない。
こう言う時の応援はいつも以上に有り難いです。


イメージ 3
最後尾なのにたくさん応援を頂き嬉しい限り PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)


 
そんな感じで3周目だったか。やっと前の選手が見えてきた。
しかし、だんだん近づいてくるその姿をよくよく見てみると、チームメイトのノリオだった。
やっと最下位脱出かと思ったら身内かよ!
と心の中でツッコミを入れつつ、ここから遅れてるメンバーを何人か抜きにかかる。
途中、ヒカル君に抜かれた際に砂にライン付けてくれてメッチャ走り易かった。一瞬の出来ことだったけど。。。


イメージ 4
乗車で無理に心拍を上げない走りが功を奏して、後半はタレて来た選手を少しずつパス PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)


 
そんな感じで最終周回も何名かパスして、終わってみたら25位。
可もなく不可もなく!
 
砂練の成果を充分に発揮できなかったのは残念ですが、今年もシクロクロス東京を存分に楽しめました。
 
今シーズン残すレースはあと2つ。1つ1つ大事に戦っていきたいと思います。