平成最後のINAGI CROSS
昨日はINAGI CROSSのオープンレースに出場し、おかげ様で優勝致しました。
オープンとは言え、国内1戦目で勝てて幸先の良いスタートです(写真:加藤氏)
超地元の超ローカルレースで思い入れがあり「カテ1もオープン出て良いんですか?」と若干恐縮しながら走らせて頂きました。
今回はボランティアスタッフとして手伝いながら自分も走らせて頂くスタイル。
キッズ試走のお手伝い。この時間帯の方が泥が軽くて走り易かった(写真:テリー氏)
台風の影響で朝は雨。
キッズ試走の時間帯は雨が残っていて、寒いけど泥はシャバシャバで軽い感じでした。
正直、こう言う泥の方が走り易くて良いんだけど、雨が止んだので、レースが進むにつれて泥は乾いて重たくなり、最後のレースはマシンに優しくない泥になるなと想像できました。
(※正直『もう1回雨降れ~』って祈ってたけど叶わず。まあ、観戦には晴れの方が良いんだけど)
召集のお手伝いなどをしながら気が付くと自分の出走時間。
実は、寝不足で胃がムカムカしてあんまり調子良くない感じだけど、走るからには勝ちたい。
整列してみると欠席の人もいたので1列目。これはラッキー。スタートで先頭取れれば楽にレース進められますからね。
そんな感じで目論見通りスタートから先頭を取り、そこからはある程度セーブして安全運転で行く作戦。
体調も有るけど、粘度が上がった泥が厄介なので、セーブしながらマシンの状態をマネジメントして走りたかったんです。
いつもは
SNEL CYCLOCROSS TEAMの完璧なサポートが有り、泥で汚れればすぐにマシン交換出来るけど、今日はサポートいないし、1台で30分走らないといけないので。
正直、予想以上に泥が手強く、すぐにマシンに泥が積もり、変速不良の状態でした。
リアディレイラーをガチャガチャさせながら「うわ~、交換してぇ~」って思いながらあまりトルクをかけ過ぎないように注意して走る。本当にこう言う時はいつも万全の態勢でサポートしてくれるチームのスタッフの有り難さを痛感しますね。
そんなこんなで思うようにペースが上げられない状態で走っていると、後ろから一気にトム・ボシス選手が迫ってきてパスされてしまう。『まあ、そんなに甘くないですな・・・』
トム・ボシス選手のプレッシャーハンパない。最後までデットヒート(写真:加藤氏)
マシンの状態もマネジメントしたいけど、このままじゃ負けてしまうので、ギアを入れ直し、トム・ボシス選手を追いかける。
テクニカル区間で差を詰めて一気に追い抜く。
トム・ボシス選手の方が脚が有るから細かいコーナーワークでタイムを稼ぐ(写真:テリー氏)
で、出来ればそのまま追撃を諦めさせるために一気に差を広げたいところだけど、脚が重たくてなかなかそうもいかない。
10秒前後の差は稼いだけど、それ以上広げられず、ここから2周トム選手のプレッシャーを背中に感じながら、なんとか逃げ切って優勝。
今日出来る限りの走りはしました。
すげ~きつかった。
出し切りました(写真:加藤氏)
あの時も浅川の河川敷の特設コース。地元開催で、初代チャンピオン。
どうやら、初物にはご縁が有るようです。
これからシーズンに入ると、JCX指定の大きなレースを中心に走りますが、こう言う地元の気軽に参加できるレースはとても重要だし、魅力的なレースがまたひとつ増えたことがとても嬉しいです。