2021野辺山シクロクロスDAY2
先日の野辺山シクロクロス。
最近調子が良いので自信を持って臨んだのですが、完全に力負けしました。
全然まだまだ甘かったです。
例年より少し早い時期で暖かい野辺山。
まだ夜中に霜柱が立たないようで、コースはほぼドライ。何年か前もドライの野辺山が有ったけど、野辺山は完全トライだと砂利が浮いて逆にスリッピーになる。
試走をしてみると、ドライタイヤでもいけそうだけど、場所によってルーズな場所が有るからノーマルパターンが無難と判断。Vittoria Terreno MIX 33mmチューブラーでスタートすることに。
そして、上位カテゴリーだけに登場する小川を渡るキャニオン。
年々幅が広がっていると言われているので無難に降りてクリアしようかと思ったけど、試走中に丸ちゃん(丸山選手)が目の前で乗車クリアしたら、恐ろしいほど差が付いたので、「こんなに差が付くなら乗車でクリアしないと話にならないな」と判断。
試走時間の終盤で飛ぶ練習をして乗車クリアで行く作戦に変更。
でスタートラインへ。
どう言う集計方法でこうなったか分からないけど、なぜか最前列に並ばせて頂く(※一応この時点ではJCXランキング10位)。
誉れ高き野辺山シクロクロスの最前列なんてなかなか経験できないから有難い。
そして、戦術的にも通常のレースより1周目のポジション争いが激しい野辺山で最前列スタートはかなり有利。
この時点で完走なんて当たり前だと思っていた。気温も高いし、考えられる好条件全てが揃っていた。過去最高の走りが出来ると思っていた。
そしてスタート。
スタートはまあまあ決まり、前から10番くらいで舗装の登りに突入。
しかし、この舗装の登りでかかりが悪かった。
「まだ長いし無理せず行こう」と少しポジションを下げながらも無理のないペースで登りをクリア。
案の定、子の登りだけ無理した選手も多く、そう言う選手は簡単にパスできた。
そして2周目。他は良いペースで走れるけど、やっぱり舗装の登りだけはかかりが悪く。この区間が踏めない状態は最後まで続いてしまった。
結局、他でパスした選手にも登りで抜き返されたりして、順位も微妙な位置で停滞し、むしろ徐々に番手を落としていく感じ。
攻める戦略に出た小川越えのキャニオンも、結局周りも全員飛んでいてアドバンテージにはならず。
それでもUCIポイントには届きそうにないものの、普通に完走くらいは出来ると思って走っていた終盤。
トップの聖が思いのほか近い位置を走っていて、意外と完走ギリギリだと気付く。
そしてラスト1周に入る最後の関門でタイムアウトになって終了。今回お目こぼしはなかった。
-1Lapで19位。
まさか完走出来ないと思っていなかったので、この結果はかなりショック。
最近調子が良いと思っていたのに力負けして自信喪失です。
正直なんでこんなにダメだったか分からない。強いて言えば疲れが残って脚が重たかった気がするけど、それでももっと踏めると思っていた。
とは言え、まだまだ烏丸半島、全日本選手権と重要レースが続くので、修正できるところは修正して、次のレースで結果を残せるように頑張ります。
2021幕張クロス
先週末は幕張クロスでした。
幕張と言えば個人的には鬼門と言うか、毎年何かトラブルが起こるレース。
もう何年もフルラップ完走が出来ていません。
今シーズンは小貝川の成績が良かったし、その後のトレーニングも上手く行っているので、今度こそ悪いイメージを払拭するような良い走りをしたい。
しかし、会場に到着すると不必要に緊張感が高まり、レースまで全然時間が有る段階からナーバスな感じになってしまいました。
こんなんじゃ良い走りが出来ないなと思って自分なりに緊張を解そうと思ったけど、特に状況変わらず、幕張に対して苦手意識凄いんだなと痛感するばかり。
それでも今回は小貝川に続いてマッサージオイルのNAQIのマッサージャーさんがサポートに来てくれていてスタート前のマッサージは完璧。
ウォームアップも試走も、準備は抜かりない状態でスタートへ。
そしてスタート。
スタートはやや不発。右側から押し込まれ後退し、ファーストラップはややポジションを落として2周目へ。
集団の状態が落ち着いてから抜いて上がっていきたいなと思っていた矢先にチェーン落ち。
降りてすぐに直そうとしたけど、もともとチェーンウォッチャーをギリギリのところで取り付けていて、工具を使わないとチェーンを取り付けられないセッティング。
チェーンが極めて落ちにくいセッティングだけど、落としてしまったらピットまで自転車を持って行かないとチェーンはハメられない。
案の定、自分でチェーンを戻そうとしたけど戻せず、ピットまでランニング。
正直『またか』と思った。
後方に下がるとキャンバーの渋滞にハマり完走が厳しい幕張のコース。
早くも厳しい状況だけど、簡単にレースを諦めたくないのでここで一度冷静になって対処方法を考える。
ピットまで距離が有り、ランニングでがむしゃらにピットまで帰っても効率が悪い。
シクロクロス中のランニングって、全開で走っているつもりでも全然前に進まないし、無駄に心拍だけ上がって体力を物凄く削られる。
バイク交換後に踏み直すためにはピットまで体力を温存しつつタイムロスを最小限にとどめて向かわないといけない。
そこで思い出したのが以前、スヴェン・ネイスがチェーン切れて漕げない状態でピットまで戻った時の方法。
コースの起伏を上手く使い、可能な限り自転車にまたがってピットまで向かう光景は『この人本当にチェーン無い自転車に乗ってるの?』って感じだった。
あんな感じで戻るのが最適だ。
不幸中の幸い。小貝川や稲城など、ど平たんのコースはこれに向いていないけど、細かく起伏がある幕張は乗ろうと思えば意外と乗れる場所が多かった。
チェーンが落ちてからも恐らく半分以上は自転車にまたがりながら何とかピットでバイク交換してはここから追い上げ。
体力は温存できたけど、かなり後方に落ちたのでテクニカルセクションの渋滞は酷い。
今年のコースは前後に選手がいなければ全部乗車でクリアできるキャンバーだったけど、いつも誰かが引っ掛かっていて全然自分の走りが出来ない。
それでも抜けるところで1台ずつ抜いて30番前後までポジションを上げ、フルラップ完走を信じて攻めたけど、ラスト1周に入れず30位で終了。
バイクのセッティングに関してはチェーンウォッチャーの取り付け方法を見直したり、GRXのリアディレイラーのスタビライザーをONにしておくべきだったとか準備の時点でやれることが有ったと思うけど、この反省は次回に活かしたい。
追い上げ中、けっこう踏めたのでコンディションは悪くない。
今回の悔しさは早くはらしたいし、野辺山を早く走りたい。
この1週間、しっかり回復とトレーニングをして野辺山でリベンジしたいです。
シクロクロスミーティング 清里丘の公園は4位
昨日はシクロクロスミーティングの清里でした。
結果から言ってしまうと4位。悪くはないけど、小貝川からの良い流れを考えるとちょっと残念なレースでした。
コースは信州CXらしいダイナミックで、ハードで、テクニカルなコース。
ゴルフ場を利用していて、起伏に富んでいて、芝は踏みが重く、それでいてリズムが良い感じで、信州はライダーが育つコースですね。
タイヤは一番ノーマルなVittoria TerrenoMIX。
路面が乾いているのでDRYにしようか迷ったけど、キャンバーとかテクニカルな部分も有り、疲れてきた後半にミスが出ないようにするには汎用性の高いタイヤが安心だと言う判断で。
スタートは2列目。
優勝候補の宮津選手の後ろから。
しかしスタート直後、宮津が何かに引っ掛かったのか、軽めにジャックナイフして後輪浮かしてストップ。めっちゃ踏み込んだ直後だったのでそれをかわせずに自分も追突(宮津ごめん)。両足ついて一旦ストップしている間にほぼ最後尾。先頭では5人パックが抜け出している。
ここからお約束みたいに追撃開始。
1周目終了時には先頭パック以外は全部抜いたけど、先頭パックとの差は約30秒。
結果的に3位の丸ちゃんとの差が37秒だったので、最初についた30秒は痛かった。
それでも先頭から落ちてきたフナちゃんを捕まえ、兼子選手を捕まえ、丸ちゃんを追撃する。
兼子選手はパスした後に後ろに付いてきた。ドラフティングとか関係ないコースなので先頭交代は要求せずに自分が引いて丸ちゃんを追う。
小貝川の時も脚使って追いかけてる時の方がリズム良かったし、ずっと前で自分のペースで引かせてもらう方がこっちも楽だったし、それでいて後ろに選手が付いているプレッシャーで大崩れしないで済むので、この体制で最終周回まで行く。
目標は3位の丸ちゃん。
今までシクロクロスで勝ったことない(クリテでは俺の方が勝ってると思うw)けど、最近調子良いので、勝負できる時に勝負しておきたい。
それでも丸ちゃんとの差を埋めることが出来ず最終周回へ。
兼子選手も余裕がなさそうだったので、登りでペース上げて切り離す。
登りで切り離すことは出来たけど、テクニカルな区間とかはむしろこっちが遅いので、ラスト1周可能な限りプッシュし続けて何とか4位。
最初にも言ったけど、悪くはないんだけど、なんか残念なレースだった。
同級生だけど全然勝てない丸ちゃんとちゃんと勝負して見たかった。
次は幕張。今度こそ丸ちゃんと勝負できるようにしっかりトレーニングを続けたいと思います。
シクロクロス開幕戦2021茨城シクロクロス取手ステージ
どうも、A-CAP店長でSNEL CYCLOCROSS TEAMの向山です。
ずっと何も書いておりませんでしたが生きております。
本来ならサマーシーズンもレースに出たらレースレポートで書くべきところですが、完全にサボっておりました。。。
そんな感じですが先週末は国内のシクロクロス開幕戦、茨城シクロクロス取手ステージでした。
まずは他のレースが次々と中止に追い込まれる中で開催した主催者の皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。
例年より少し開幕が遅れて一発目からJCXの小貝川になってしまいましたが、今年はトレーニングが順調で、いつも登っている峠のタイムとかも良かったので、開幕がけっこう楽しみでした。
トレーニングも順調だけど、機材の準備も万端。
今年は色々新しいアイテムも投入したのでそれらがどんな作用をするかも楽しみです。
当日は早めに会場入りして朝一の試走も走りましたが、完全にぬかるんでいて、午後に絶対乾いてくることを考えると、せっかく早く来たのに試走は殆ど意味ない感じ。
それでも新しいシューズの感触を確かめたり、コースを覚えたりと可能な限り有意義な試走になるように走りました。
今シーズンメインで使用するシューズはnorthwaveのグラベル用シューズのROCKSTER。
限定の青色バージョンがめちゃめちゃ格好良い紐のシューズ。
紐のシューズは初めてで、最初は締め具合に慣れが必要だったけど、BOAより支点が多い分、繊細な締め付けが出来るし、重量も軽い、そして泥レースでバックルに泥がかんで回らなくなることも無いと、シクロクロスのとの相性バッチリ。
練習で慣らしている時から良い手ごたえを感じていましたが、このシューズも今回のレースでかなり良い仕事をしてくれました。
ヘルメットもエアロになって今回みたいな平たんコースで効果発揮しそう。
サングラスは昨年引き続きSALICEの023。
このサングラスは濃い目のミラーレンズの他に色が薄いミラーレンズもスペアで付いてきます。
このスペアレンズが小貝川のコースにめちゃめちゃマッチしてるんです。コースの一番東側の林の中の区間。
突然木陰で暗くなって目がくらむんですが、このレンズにしておけば木陰でも良く見えてコーナーちゃんと攻められて非常に助かります。
ちなみに午後の試走を走ってみると案の定路面が乾いてきていて、センターのノブが無いVittoria Terreno DRYチューブラーを選択。
一部ぬかるんでいる場所も残っているけど、コーナーは乾いているので、踏みが軽いこのタイヤがベストマッチ。
いよいよスタートラインへ。
スタート順は34番。去年全日本選手権休んだしポイントあまり持ってないから仕方ない。
1周目で可能な限り前に上がらないと渋滞に捕まって致命的なタイム差が付くのでスタートから全開で。
いざスタート。右端からのスタートだったけどコーステープの際々を縫いながら前に上がる。
幸いレコードラインから外れたコースの端の部分でも路面がきれいでスピードに乗る。
こんなコース作ってくれた人に感謝。
そんな感じでスタートも決まり、1周目にはだいたいいつも走っているメンバーが多い辺りまで浮上。
でも、ここで終わらない。
脚に余裕が有るので、どんどん前のパックを捕まえに行く。周りに同じスピードで引ける選手がいないので、先頭交代は要求せずに自分でペースを上げていく。
3周目くらいに8番手パック(追い付いた時は15番くらいのパックだと思ってた)に追いつき、そのままの勢いで先頭に出てさらに引き倒す。
ぶっちゃけ、このまま全員引きちぎってやろうと思ってたけど、さすがにこの位置にいる選手はそんなに簡単に千切れない。
2周くらい引いてからこのままだと潰れると感じて一旦パックの最後尾に下がって休む。
休んでから1発アタックかけてみたけど決まらずに、再度下がって様子を伺っていると島田選手がアタック。
アタックしてからも良いペース引き続けるからパックがバラバラになり始め、後ろにいると置いて行かれるなと感じて踏み直し島田選手にジョイン。
そのまま2人で前を追うことに。途中、トラブルで遅れていた中島選手を回収。
ついでに連も回収したけど、追い付いた時にはすでに虫の息だったので、踏ん張れずにすのまま離れていった。
前は単独のサイチンさん。
出来ればきれいにローテして捕まえたいところだけど、微妙に駆け引き始まってる感じでローテがなんかアレな感じ。
自分は元々、脚を使ってでも前を捕まえようと思ってスタートしているので積極的に前を引く。
とは言え、バリバリ先頭引いてサイチンさんを捕まえたいところだけど、ここまでそれなりに脚削ってきているので、引いてもペースアップまでは至らずサイチンさんとの差が詰まらない。
それを察して時より中島選手が先頭出てくれるのが有難かった。
そんな感じでラスト1周。
途中でここが5位パックだと知らされてビックリしつつも出来れば5位をGETすべく、どうすれば良いか考えつつも、後ろも迫っているので先頭を引く。
そうこうしてたら脚が攣り始めてきたので中島選手に先頭代わってもらう。
休んだら回復したのでまた先頭に出る。このまま先頭でスプリント開始出来たら良いな。
なんて思っていたらまた脚が攣りかけて後ろに下がる。
それと同時に他の二人がスプリントに向けて仕掛け始めて反応できず。
そのままあえなく7位で撃沈。
まあ、これまでの成績を考えたら7位は上出来なんだけど、こんなチャンスはそんなに多くないし、出来ればスプリントしてもう少し上に順位をもぎ取りたかった。
ただ今シーズン良い形でシーズンイン出来たし、しっかりトレーニングが出来ていればこの位置で走れることも分かったので、全日本の前の「本格的に寒くなるまでの間にもっと後負荷のトレーニングをしっかりやって、これ以上の成績を残せるように引き続き頑張ります。
茨城シクロクロス 土浦ステージレースレポート
先週末は国内のシクロクロス最終戦、茨城シクロクロスの土浦ステージでした。
土浦と言えば2017年3位、2019優勝、2020優勝(※弱ぺ二人はオープン扱い)と2連覇してるし、入賞率100%の相性が良い大会。今回は新会場だけど、シーズンラストに結果を残したいところ。
願わくば3連覇したいけど、そのためには絶好調の加藤ケンゴ選手を倒さないといけない。ケンゴには先週のシクロクロス千葉でSNELのメンバー全員3分差を付けられて完敗している。彼に勝つにはピットのサポートとチーム内の協調が必要になる。
今シーズン踏めている小久保と自分とモジャで協力してケンゴとチームで戦いたい。
そのためにも最初からガンガン行くケンゴに序盤で遅れをとる訳にはいかない。
当日は雨。
雨は色々大変だけど、最近ずっとドライのレースばかりだったから、たまにはマッドコンディションのスキルもチェックしておきたいところ。12月とか真冬の雨じゃないから、むしろそんなに寒く無くて助かる。
洗車機も持ち込み、万全で臨んだつもりだったが、1つだけ誤算もあった。
平坦で、下も硬い芝のコースだったので『雨が降ってもそんなにハードなマッドコンディションにはならないだろう』と思って、タイヤチョイスは1台がノーマルなVittoria Terreno MIX、もう1台が保険で雨用のVittoria Terreno WETを装着してレースに臨む。
しかし、試走してみると狭い会場にコンパクトにコースを設営したレイアウトだから、180°ターンが多く、コーナー内の良いラインはしっかり耕されてマッドタイヤじゃないと安定しない。おまけにテクニカルなキャンバー区間が有り、ここは完全にマッドタイヤじゃないとロスが多い。
よって、マッドタイヤを履いたマシンをメインバイクにして、メインバイクをピットで洗ってもらっている間、サブバイクに乗る時間は極力短くして、半周で洗い終わったメインバイクに交換してもらう作戦になる。試走の時にもうそうなると分かったので、ピットにもそれを伝えたけど、メインバイクを1回洗うのに、実質的に2回のバイク交換が必要になり、このタイムロスをどう埋めるかがポイントになる。バイク交換できるだけ恵まれているんだけど、少し準備が甘かったです。
スタート前は洗車の準備とかでいつになくバタバタと慌ただしい。
メイン会場と駐車場の距離はけして遠くはないんだけど、そこからピットまでも距離が有るから、ピットと駐車場を2往復しただけでかなり時間が無くなってしまい、レース前は超バタバタして、BIORACERのアップ用タイツとErgogripのグローブが見つからないままスタートへ。
特に雨のレースなので滑らないErgogripのグローブが無いのは痛かったけど、あの状況では仕方なかった。
そしていざスタート。
久しぶりの雨のせいか、濡れたペダルを盛大に踏みはずしスタートで完全に出遅れる。
周りの選手に迷惑かけて申し訳ないし、ケンゴと闘うためには最初からいかないといけないのに、この遅れは痛かった。
人数が少ない分、前に出るのにあまり苦労しなかったけど、5番手くらいに上がった時にはすでにケンゴの一人旅は始まった後だった。
ここからは3~6位辺りの争いが延々とレース最後まで続いた。
正直、自分の踏んでるペースは周りより速いように感じるけど、一度メインバイクを洗うのに2回もバイク交換するのが案外ロスが大きい。洗い立てのバイクでペース上げて前に上がっても、汚れてきて1周に2回もバイク交換している間に3位争いのパックの後ろに下がってしまう。
なんとも効率が悪くて思うようにいかないから、ラスト5周くらいは少し汚れてもメインバイクで引っ張ってポジションを下げないように走ることにした。
そしてラスト2周。先頭ケンゴと2位の小久保は見えないほど離れている。手の届きそうな場所に3位のモジャがいて、一応チームとしては2&3位体制。ケンゴを倒せないけど、チームとしては最低限格好がつきそうな体制だったが、もじゃが失速して、4位を走っていたNESTOの詫間選手に抜かれてしまった。
これはまずい、SNELとしてはこれだけの大所帯で臨んだのに表彰台が2位一人じゃ格好がつかない。
ここは自分がいかないといけないので、ラスト2周全力でペースアップして詫間選手を捕まえに行く。
1周かけて詫間選手との差を詰めてラスト1周へ。
メイン会場付近の180°ターンが連続する区間に入った時、前の詫間選手が周回遅れの選手にコーナーで引っ掛かりやや失速。『ここで抜くのはチョット申し訳ないな』と思いつつ、イン側からズバっと抜きに行ったら周回遅れの選手もろとも2人一気に抜いてしまったので、もうひと踏みして3位を確実にしにいく。最終周回だけ一気にラップタイムが20秒上がるくらいペースを上げて、3位を確保してゴール。
今シーズンはなかなかコンディションが上げられなくて、全然成績を残せなかったから、最後に表彰台に上がれたのは良かったけど、土浦に関しては勝ちたいレースだったので、悔しい気持ちも有る。
ただ、ここ最近、この年齢に合ったトレーニングのスタイルがだいぶ分かってきて効率の良いトレーニングが出来ているので、このまま半年しっかり精進して、来シーズンは良いシーズンにしたいと思います。特に失ったUCIポイントは取り戻したいし、優勝もしたい。
来シーズンを楽しみに、毎日頑張ります。
シクロクロス千葉2021レースレポート
今日はシクロクロス千葉でした。
11月のマキノ以来のシクロクロスレース。
もはや4か月弱シクロクロスのレースに出ていなくて、軽めにシーズンオフが有って今日からシーズンインなんじゃないかと思える間隔。
実際、ロードワークはけっこうしっかりやってるし、ここ2週間くらいは練習量も多くて調子も上がり基調。
でもシクロクロスバイクは全然乗ってないし、レースでどんな走りが出来るかは実際走ってみないと分からない。
(たぶん他の選手もそんな状況だろうけど)
今日は午後試走に合わせてちょっと重役出勤。
昨日の雨で濡れた路面は時間を追うごとにどんどん乾いてきてたので、無理して朝一試走を走ってもあまり意味がなさそうだったので、ゆっくり来て正解だったなと。
一番キーポイントになりそうな砂区間はあまり長くないけど、その他に強風とそこそこ脚が削られる丘の登り区間と、かなり脚に優しくないコンディション。
砂に関して言えば、ラインが多いゆえに轍が出来なくて、砂が柔らかい部分に関しては馬力で乗車するしかない。
脚が元気な内は良いけど、後半に脚が疲れてきたら降りた方が良さそうだなと思うポイントが何か所か有る感じ。
そして、試走してて気が付いたんだけど『けっこう脚が疲れてる。。。』。
土曜日は回復日にしたけど、木曜日に下半身のウェイトトレーニングやって、筋肉痛のまま金曜日は90kmのLSD。
最近良い感じでメニューをこなせているので少し無理しても平気かと思ったけど、土曜日だけではそんなに脚が回復しなかった。
今年で43歳。そう言うものだと以後は気を付けよう。。。
それでも脚が回りだしたら回ってくれるので、アップをちゃんとやって、後半タレないように走る作戦で臨む。
そんな感じでスタート。
いざスタートしてみると案の定脚があまり動かない。無理すればもうチョイいけそうだけど、下手したら一気に脚に来そうな感じ。
早く脚が回り始めることを祈りながら最初の2周をだましだまし乗り切ると、周りがタレはじめて、自分のペースが上がった訳じゃないけど、少しずつポジションアップ。脚のかかりが悪かったのは誤算だったけど、ここから一人ずつ抜いて行くしかない。
そんな感じで淡々とペースを守りながら走っていると、後半はチームメイトのもじゃとずっとランデブーになる。
自分の方がテクニカルセクションが速くて、もじゃの方がフィジカルは上。
丘の登りとかで一気に抜かれるかと思っていたけど、後ろについてペースで周回を重ねる方が得策と判断したらしく、抜きには来ない。
だからこちらも安心して変に上げ下げせずにトータルで速いペースをキープするようにして前を追う。
終盤、トップ3は見えないくらい離れていたけど、微妙に手が届きそうなところにチームメイトの小久保君が走っていた。
これで4~6位がSNEL。チーム内で抜きつ抜かれつしても表彰台に届かないな~と思いながらも、捕まえられるなら捕まえたいので最後まで差を詰めるように努力したけど、結局順位に変動はなく4位小久保、5位自分、6位もじゃの順でゴール。
序盤に上げられなかったのが不本意なので、来週の土浦はコンディショニングに気を付けてしっかり勝負できるよう、この1週間を過ごします。
変速的なシーズンだったけど、来週の土浦で最後なので、良い形で終われるように頑張ります。
マウンテンバイク全日本選手権
もはや忘却の彼方って感じですが、11月に参戦したMTB全日本のレポートです。
これまでロードとシクロクロスで何度も全日本選手権に出ましたが、マウンテンバイクはなにげに今回が初めて。
やっとXCO(クロカン競技)でエリートに昇格し出場権を得ました。
もともとマウンテンバイクのレースに本格参戦したのがアラフォーになってから。
それくらいの年齢からでも、国内最高峰カテゴリーまではちゃんと練習すれば行けるんだな(そこで勝つとかになると全然違う話ですが)。
なにせ異例尽くしの全日本。マウンテンバイクなのに11月開催。
シクロクロスのシーズンなので、マウンテンバイクに乗る機会が少なく、登坂力に不安を抱えながら参戦。シクロクロスのレースで店を休みがちなので、全日本と言えど、今回は当日入り(と言うかぼっち参戦)。
試走とアップをそれなりにこなしていよいよスタート。
毎週シクロクロス走っているからスタートは決まり、かなり後方からのスタートだったけど、ややポジションアップして登りセクションへ。
しかし、登りに入って大失速。ほぼ最後尾へ。
やはり登りの準備不足は否めない。そして、エリート登りのレベルが高い。皆登りが速い。
後方まで下がってからポジションを上げようと思って踏んでも現状維持がやっと。
2周目以降、パックの感じが落ち着いてからも、順位を上げることは出来ず、たまに後方からくるU23の選手にラインを譲りながら登りで抜かれまくる。
あとはジャンプセクションはスマイルバイクパークで練習した成果が出た。
普通に飛べて、それだけでもストレス減るし、ここの区間で減速せずに登りに繋げられてやった甲斐有ったなと。
それでも周回数が少ないのでギリギリ完走出来るんじゃないかと踏ん張ったものの、ラスト1周でラップアウト。
こりゃ、来年エリートで本格参戦するなら、短い登りを死ぬほど鍛えないと悲惨なことになるなと痛感。
でも、来年ウチのチームはエリート2名体制。独りじゃないです。
コロナの影響も有るだろうけど、せっかくエリートのレースに参戦出来るんだし、良いシーズンにするために、シクロクロスシーズンが終わったらマウンテンバイク対策をしっかりやります。