A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

ヴェントスでフィッティングして速くなりました

子供の頃、親に「人に頼らず自分でやりなさい」とよく言われたものだ。。。
だけど、餅は餅屋と言うか、やっぱり専門家には素人は敵わないなと言う話。
 
かれこれ自転車に乗って20年。自分なりに良かれと思うポジションに落ち着いていたと思うし、これまでのポジションを否定するようで最初は抵抗も有ったけど、プントヴェントスの二戸さんにフィッティングをお願いし、ポジションを改善しました。
 
結果から言ってしまうと、予想以上の効果が得られたと思います。
 
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そもそも、最初はフィッティングなんて全く考えていなかったんです。
ただ、家の近くにヴェントスが出来て、速くなりたいからなんかして下さい~って二戸さんに相談に行ったんですよ
(※冷やかし客じゃないよ)
 
そこで、とりあえず自転車にまたがって見てもらったら、ポジション変えた方が良いと言われた訳です。
正直、最初は、はいそうですかとはならないですよね。
ポジションなんて個人差があるし、今まで自分なりに考えて追及してきたものだし、何より、今のポジションで落ち着いているものを変えるのは怖い。
 
けど、今年に入ってレースはグダグダ。落車は外的要因とは言え、成績残せない現状を打破するきっかけが欲しかった。
(実際、調子が良い時って、狙った以上に前に出過ぎて、結果的に落車にも巻き込まれない)
 
それに二戸さんにこのポジションはベストではないと言う話を聞いてから、乗っていても「確かにこのポジションが最適ではないかもな」と感じ始めた。そこで、予約を取って、先週の日曜日にフィッティングをしてきたわけです。
 
 
フィッティングの所要時間は3時間(実際には5時間かかりました)。けど、あれだけ徹底的にやったらそれくらいはかかるかもなと言う内容。
 
色々やったけど、大まかには
①最初に自転車のポジションを測定。また体のバランスや左右差、内股・がに股などを見る。
Beforeのポジションでローラーに乗って全体的な身体の使い方を見る。
③レーザーの出る水平機やらフィッティング用の分度器やらを使って、理想のフォームとのずれを見て、理想に近いフォームを探っていく(この作業がやはり肝の部分でしょうか。徹底的に時間をかけてやります)
⇒自分の場合はサドルを1.5cm上げて、前後位置は前に1cm出した。そんだけ変わったら最初は乗り辛かったけど、意外と慣れてくるのも早かった。さすがは本来あるべきポジション。
 
④サドル位置が決まったらハンドル位置のチェック。まあ、こっちは特にいじる所無かったです。
⑤サドルとハンドルが決まったら、次はシューズのセッティング。足裏の角度の問題でがに股になって、それが原因でペダリングがぎくしゃくしている。これを補正していく。バイクフィットいっぱい入れました。
⇒これ、最初はなめてかかってたけど、すごく効果大きいです。最終的に良いペダリングになったのはサドル位置とこのシューズの補正の相乗効果だと思います。以前、足道楽でも同じような効果を狙ったインソール作ったことがあるけど、こっちは色々微調しながらペダリングして最適なものを探っていくので全然別もの。こっちの方がはるかに効果を実感できます。
 
BeforeAfterの動画を見て、どこがどう変わったかチェックして終了。
⇒これも大事ですね。フィッティングなんて、ただポジションをいじくるだけでは効果は半減。ライダーがどう変わったか理解し、意識してペダリングしないと本来の意味を成さないのではないかと思う。
 
 
まあ、こんな感じでフィッティングしてみたのですが、その後の経過は上々です。
明らかにペダリングし易いポジションになって、力が入り易くなりました。
簡単にペダリング効率が上がり、出力も向上しました。
 
とは言え、大幅にポジション変わったので、脚の筋肉の使い方はまだまだ100%ではないです。もっと新しいポジションをものにするためにトレーニングは必要です。それに力は入り易くなったけど、踏めばそれなりに消耗することには変わりません。だから今後のトレーニングは重要。
 
今後、取り組み方次第でパフォーマンスが向上しそうな手ごたえを感じています。
夏から秋にかけての自分が狙っていく平坦系のレースが今から楽しみです。