A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

クリティカルパワーを意識したトレーニング

最近、300w×10分の登坂のドリルをよくやっています。
ロードシーズン中は全然登りやらなかったのに、シクロクロスで必要なトルクフルなペダリングとパワーを求めてキツいけど頑張ってやっています。
 
シクロクロスで必要な要素を切り出して、パワートレーニング的なアプローチでメニューを考えているですが、早い話が“L4の登坂”って奴ですね。
※自分の10分のクリティカルパワーが300wちょいです。
 
シクロクロスって1時間のレースだけど、踏んでない時間も長いので、ゴリゴリ踏んでる時はパワー結構高い。だからFTP値よりも少し高い300wの領域を鍛えようと思ってこのメニューをしています。また、登坂でトルクをかけてペダリングすることもシクロクロスに活きるはずです。
 
具体的なパワーデータはこんな感じ
 
■甲武トンネル(五日市側):斜度があるんで数値的には出易いですね。それでも5本もやると結構脚に来ます。最初から飛ばすとタレるんで、パワー見ながらペース配分しっかりやって。
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■小沢峠(表側):前半がかなり平坦に近いので300wキープするのキツいです。平坦で300wキープして脚に来ているところに後半は斜度が増すのでタレます。キツさ的には甲武トンネルよりキツいです。
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こんな感じのトレーニングをしておけば、中盤の苦しい場面で活きるのではないかと思います。
※10分のクリティカルパワーの向上とFTP値の向上につながるはずなので
 
あとは、心拍上がった状態でのダッシュの繰り返しに対応するために30秒×30秒のインターバルとか、400w×2分のドリルも高トルクで走る時に必要だと思うので、そんなトレーニングも導入していこうと思います。
実施した際にはまたパワーデータ報告させて頂きます。