A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

湘南ベルマーレシクロクロス第1戦 平塚大会

全日本が終わり1週間。全日本前にはあまりレースに出られなかったけど、なぜかここへ来てクリスマスは3連戦。
あまり遠方とか泊りのレースは出られないのですが、湘南シクロクロスが始まって自分としては出られるレースが増えた感じ。全日本が終わって一服モードの人も多いけど、自分は頑張りどころ。
 
そんな3連戦の初戦は平塚のド平坦コース。天候はあいにくの雨。泥と言うほどでもないし、平坦だから湘南シクロクロス独特のロードレース要素が入ったレースになる。
 
そしてレースはスタート。
ポールショットは辻選手
レース前は手を怪我してるからゆっくり走るって言ってたけど、レース始まってスイッチ入っちゃったのね。
まあ、レーサーのこの手の発言は基本信用できませんね。。。
 
そんな辻選手とIKEMOTO選手のパックに当然乗っかりたい所だが、実はタイヤのチョイスを失敗していて、コーナーで苦しむ。
試走の時はイケそうだったので、フロントはノーマル、リアはダイヤ目のチョイスで臨んだけど、いざレースを走ってみるとリアが滑ってしょうがない。殆ど頭文字Dみたいな状態。祐一店長に「めっちゃ滑ってたね」と笑われる始末。
そんなこんなで1周目からピットイン。交換は非常にスムーズでロスは最小限にとどめたけど、それでも1周目のポジション争いが激しい中でポジションを下げてしまい、辻&IKEMOTO列車に乗り遅れる。


イメージ 1
写真:坂手さん
前の二人を単走で追い掛けたけど届かず、後ろに吸収される。湘南独自のロードレース風味なレース展開
 


必死に追いかけたけど、ここからは既にロードレース。前には追い付けず、消耗を避けるために後ろのパックに下がる。
下がったタイミングで澤木君が飛び出す。自分も脚使った直後で反応出来なかった。
そのまま4位パックで様子を見ていると、澤木君とはそんなに差が開かない。だから泳がせて疲れが見えてきたところで捕まえに行くことにする。
 
そこから数周後、予想通り澤木君が一度タレ始めたのでパックのセレクションも兼ねてペースアップ。パックの人数を絞り込むことは出来なかったが、1周半くらいで澤木君をキャッチ。そこからカウンターで行こうと、さらにペースアップを狙ったけど、結局それは失敗
少し脚を消耗して休もうと思ったタイミングでまた澤木君がアタック。またまたタイミング悪く反応できず。
 
一旦休んでから追走を試みるが抜け出すことは出来ず。
青木選手も根本選手も手強くてなかなか逃がしてくれない。


イメージ 2
写真:たんねんさん
同じパックの中で自分が一番シケインが速いのでここをアタックポイントにしたかったが、シケイン直後に180度ターンが有ったりして、なかなか有効な攻撃にならなかった。 


そこで、ラスト3周になったら全開でいくことにする。澤木君も脚を消耗しているだろうし、ラスト3周ならパックの2人を引き連れて走っても勝てる自信が有った。
それで狙っていた3周目、自分が行く予定だったが、先に青木選手がペースアップ。やはり残り周回が少ないから澤木君を捕まえたいらしい。
その青木選手のペースアップが落ち着いたところで今度は自分がペースアップ。後ろの二人は千切れないけど前に出ることも出来ない。肝心の澤木選手もややタレ気味で一気に差が詰まる。ラスト周回に入り澤木選手を捕まえかけた時、澤木選手が最後の抵抗でペースアップ。これを再び捕まえにかかるが、残りが少ないから自分の方が焦っていたようで、コーナーでミスしてスリップして派手に落車。後ろにいた2人にも迷惑をかけてしまった。これは本当に申し訳ないです。
 
結局3位は澤木選手がそのまま逃げ切り。
自分はパックの二人に行かれて6位で失意のゴール。
 
 
もう反省点がたくさんです。
今後の教訓のために書き出すと、
まずはタイヤチョイス。ウェットでリアダイヤ目は厳しかった。おかげでファーストラップからマシン交換になってしまい、展開に乗り遅れた。
さらに澤木選手に対して後手を踏んだことも良くなかった。彼は身体能力が高いから独走させると手強い。最初の独走は脚を消耗させるためにいつでも捕まえられる位置で泳がせていたけど、後半の独走はこちらが追い込まれた。それで焦ってレースを台無しにしてしまった。
 
 
そして、落車で順位落とした上に、落車でエンド曲げてしまって、ゴール後にエンドとディレイラーを壊してしまった。まさに泣きっ面に蜂
いつもはディレイラーを保護しながら折れてくれるBOMAの優秀なエンド小物ですが、この日は機能しなかったらしく、残念ながらディレイラーまで壊れてしまった。
 
翌日もレース。マシンはドロドロでディレイラーまで壊れてと危機的状況でしたが、諏訪さんが深夜までかかって直してくれて、翌日も無事に2台体制で走れました。この辺のサポート体制の手厚さには本当に頭が下がります。いつも感謝しています。
 
自分に出来ることは翌日に向けての身体のケア。
雨に濡れて体は冷え切り、風邪でもひいたのかと思うくらい寒くてしょうがない。
そんな時はもちろんサウナ。行きつけのスーパー銭湯「お風呂の王様」へ直行。
マジで効きました。たぶん、対応の仕方をひとつ間違えば本当に風邪ひきそうな感じでしたが、無事に生き返り、疲れも癒えました。
おまけに夜は子供の寝かしつけをしていたら自分もそのまま寝落ちしてしまい、やる予定だった脚のマッサージは出来なかったけど、10時間睡眠を取って完全復活して富士山に向かうのでした。