幕張クリテリウム+弱虫ペダルスターライトシクロクロス(二兎を追う者は一兎をも得ず)
これが全ての失敗の原因だった。
朝は早めに家を出て、いつも土曜日に練習している杉山くんをピックアップ。
途中、高速の事故渋滞(猪苗代のデジャブ)なぞに遭遇しながらも、奇跡的な抜け道戦略で10時からの試走に間に合った。ラッキー!
そして、試走が終わったら、クロスの荷物をチームが陣取っている所まで移動。その途中、コンビニで買ったパンをちょっとかじって朝食。
何と言うか、お祭りな感じのシクロクロス会場から実業団レースの会場へ。。。
バタバタしながら出走準備を整えてスタートラインへ。
正直、E1のレベルがどんなもんだか分からない。嘗めてかかっちゃいけないのは分かってるけど、実際はシクロクロスのことばっかりで、クリテリウムに出るのに全然スプリントの練習すらしていない始末。今さらながら、自分の予想よりレースのレベルが低いことを祈りながらスタート。
集団に戻ってからはチャンスが有ったら抜け出そうと思うけど、そんなに簡単じゃない。
おまけにポイント周回でもがいてみるも、やっぱりスプリントの練習をしていないので、予想以上にかかりが悪い。
いつもポイント取りに行けそうだけど取れない人って言うしょっぱい人で終わって、レース終盤のポイントに賭けるも、結局1ポイントも出来ず、ただ疲れただけで終了。
とにかく時間的な余裕が無い1日。クリテの時も、半袖ジャージとパンツ以外は完全にSNELな人。ヘルメットについているのはナイトレースの時にライトを付けるアダプター(写真:岡元氏)
当然、E2に降格。唯一の収穫は自分のかかりが予想以上に落ちていることに気付けたこと。クリテリウムで求められるダッシュ力はシクロクロスをやるうえでも持っておいた方が良い。シクロクロスのためにも、もっとちゃんとロードレースやらねば。
「試走」は「死にそう」な状態で。シケインを走り抜けることすらできず(写真:高倉氏)
正直、クリテ出たこと凄く後悔。
やっぱり予想以上に心身ともにキツイ。本命のシクロクロスにここまで影響を残してしまうとは、自分の考えが甘かったです。
そこからはゆっくり休みたい所だが、一息ついてからサイクルモードの会場へ。
いつも色々供給して頂き、支えて頂いているサプライヤー様へのあいさつに行かねば。
これでやっとシクロクロスレースに集中できる。体力も少しは回復してきて、何とか走れそう。
と言うか、どんな状況で有っても、自分の中で幕張のナイトレースはとても重要なレースなので全力を出さないといけない。
ちなみに、ナイトレースと言うことで暗さ対策はほぼ万全。自転車通勤の日に多摩サイで色々試して準備したし、元々暗いのは得意だから、自分は昼間と全くパフォーマンスが変わらない。その自信だけが救いだった。
いよいよレースの召集。やっぱり、最高の雰囲気。このレースはやっぱりお祭りだ。
そしてレーススタート。
まあまあ良いスタートを切ったが、いきなりももが攣りかけ状態。完全に攣ってしまっては大変なので、攣るぎりぎりの所で踏んで耐える。
せっかく良いパックに入ったのに、無理やり踏めないのでズルズルと後退。完全にクリテ出たせいだ。自分を激しく責める。
もう今日はペースで走って中盤以降にポジション上げていくしかない。
そんな感じで迎えた中盤。
脚の具合も少しは良くなり、僅かにポジションも上げ、気が付けば良い感じの3人パックに手が届きそう。
で、届いた。6位グループらしい。
6位パックに上がった時が一番ピークだった。この直後、ペースアップしようとして逆に脚が再び攣り死亡(写真:佐々木氏)
ペースで踏んで追い付くと言うことは、さらに踏めば5位も捕まえられるんじゃないかと欲が出る。
そして、もういっちょ踏んでみたら、また脚が攣り始めた。これはかなりいかん状態。
6位パックのさいちんさんやヨシノリ選手に付こうとするが、ポイントポイントで踏ん張ると脚が攣って、徐々に離されていく。
こんなに脚が攣りまくるのは久方ぶりだな。
レースは続いていて、既にこの時点では目標は順位を上げることでは無く、ただただ耐えること。右足はほぼ死亡。
そしてラスト2周。どうやら光君が後ろまで来ているらしい。まさかこのコースでラップの憂き目に遭うなんて予想もしていなかったが、何とか逃げ切りたい。
とは言え、ペースを上げることも出来ず、たた追い付かれないように祈りながらチンタラ走る。
最後の3周回くらいはラップタイムが全選手中最下位だったから、そのペースダウンっぷりは相当なものだったのだろう。
そして何とか光君のラップを免れ、最終完走者でゴールへ。
もうヘロヘロ。
悔しい。自分のミスが情けなくてしょうがない。
一番大事なレースに万全で臨むためにやるべきことを怠った自分が情けない。
いつもながら、会場で声をかけて頂いた方、写真を撮影して頂いた皆さん、有難う御座いました。
来年は万全の状態で臨んで必ずリベンジします。