関西シクロクロス マキノ高原(UCI)
出発は21日(土)、前日の夜出発。まあ、日中は家のことで色々とやること満載なもので。
今回の旅のお供は、チームメイトふたり。
楓くんとは気心知れているが、龍太郎とは初めての遠征。どんな感じになるか楽しみ。
なんて言ってると、集合場所のパーキングエリアで待っていると、少々遅れると言うこと。何でも、かなり時間をギリギリで設定して向かっていて、見事に渋滞に引っかかったそうな。
こやつ、なかなか波長が合うかも!
そんなこんなで合流も、今度は自分の財布が見付からずバタバタ。。。
こりゃ、珍道中の予感満載。
俺の財布のバタバタで大幅に出発が遅れたものの何とか八王子を出発。
多少燃費を犠牲にしても、エンジン回転数上げ気味に先を急ぐ。
ここで、楓くんと今回の遠征の楽しみとして用意しておいたエルバ・シャオを投入。
エルバ・シャオって言うのは、台湾の歌手なんですが、中国遠征の時にホテルのテレビでミュージックビデオをオンデマンド配信していたのを、二人でずっと観ていてハマった歌手です。歌とダンスがなかなか良い。
楓くんは帰国後にすぐにネットで曲をダウンロードし、自分も最近、奇跡的にamazonで中古のDVDを見付けたので、この日の遠征に向けて購入。当然、車内はアゲアゲな感じに。龍太郎も洗脳してやろうと思ったけど、マキノ翌日も湘南を走るので、車内では充電中。洗脳失敗。
まあ、充電中の龍太郎をしり目に、自分と楓くんは中国の思い出に浸りながらエルバ・シャオと夜の変なテンションで盛り上がるが、気が付くとクルマはアクセル踏み過ぎたらしく、予定より大幅に燃料を喰い、高速出口まで50km残して「航続可能距離35km」と言う表示が出る始末。
運が悪いことに、ちょうど名神の全然サービスエリアがない区間だったため、ここから一気にウルトラ燃費運転に切り替えて燃料ギリギリで高速を乗り切るも、街に出ても24時間営業のガススタが全然なくて、かなりピンチな状態。
ここですかさず龍太郎がネットで調べて「ここから8km先に24時間のガススタあります!」とのこと。
ありがとう!けど、8km持つかな?
いざとなれば、誰かが自転車でガソリン汲みに行く覚悟でクルマを走らせ、本当にギリギリ紙一重のところでガススタ到着。ホント良かった。
そこでとりあえず給油したが、このクルマで40リットル入ったのは初めてだった。
まあ、とりあえず乗り切ったから何でも良いさ。
ここで温泉入って、仮眠を取って6時に出発。温泉差し引いたら睡眠時間何時間だ?
そして、当日。何とか試走時間に会場到着。もうこの際、寝不足とかどうでも良い。
久しぶりのマキノのコースを試走。
やはり、脚が必要なコースだけど、テクも必要だ。コースの上の方の区間はスムーズにライディング出来ないとかなり無駄脚使うことになる。
コース上部のテクニカル区間は縦の動きが多い。細かい下りからの登り返しはスムーズさが無いと脚使う(写真:Sakai氏)
セッティングも決まって受付に行くと、なんと74人エントリー中の72番スタートとのこと。最後列スタートです。
何でも、石頭な外人コミッセールがJCXポイントなんて知らんと言ったらしく、抽選でこうなったそうな。恐るべきくじ運の悪さ。。。
これには正直、かなり凹んだが、どうすることも出来ないので、気を取り直してレースの準備をしてスタートへ。
いざ70番目に並んでみると、何とも絶望的な光景。
まあ、ベン・ベルデンなら最後尾からでも優勝できるかもしれないけど、自分の場合はどこまで上がれるか。
これで完全に出遅れ、正真正銘の最後尾から追い越しショーの始まりはじまり。
とは言え、周りも全員カテゴリー1。そんなに簡単には抜けませんて。
それでも3周くらいで30番手までポジションアップ。
けど、ここまで上げるのに脚使ったのと、このポジションの選手は皆速いのとで、ここからがなかなかポジションアップ出来ない。
そんな感じでいると、後ろからシマノドリンキングの島田選手が抜いていったので、これに飛び乗る。
凄いですこの人。もの凄いスムーズなライン取りで、後ろ付いていると効率が良いライン取りで楽。
あ~、もっとライン取り勉強させて欲しかった。そして、もう少し付きたかった。。。
そして、また再び自力での追い上げ。
終盤に入ると、25番くらいから全然前を捕まえられない。
コースの上に方の区間に、トップとのタイム差と順位などをコールしてくれる人がいて、とても有り難い。
お礼言えなかったけど、感謝しております。
で、その情報だと、どうやら完走は出来そうだ。あとは順位を上げたい。
マキノのコースはやはり脚にくるらしく、周りもヘロヘロになってきているが、自分もヘロヘロ。
最後の方はGIANTの門田選手とチームメイトの鈴木龍と一緒になって進む。
なんて思っていたら、龍が最終周回のシケインでチェーン落としてしまい後退。勿体ね~。
そして自分は、門田選手に逃げられ、最後落ちて来ていた選手をあともう少しで捕まえられず23位でゴール。
一応、50人くらい抜いたことになるが、まだまだ色々足りない。
結果を見てみると、結局速い選手はどこからスタートしてもそれなりの位置でゴールしているので、自分だって、実力があればもっと上に行くチャンスが有った。
帰りも、渋滞に疲弊しながら、辛くなったらエルバ・シャオで無理くりテンション上げて帰ってきました。
野辺山・全日本と、ここから大事なレースが続きますが、1レースごとに身体が高強度に慣れてくれば、まだまだ速くなるだろうと思うので、また野辺山も頑張ります。