サラリーマン的・重要レースに向けてのピーキングって
ただのサラリーマンなのに、変な緊張感を持ってこの1週間を過ごしております。
そんなわけで、可能な限り良い状態で今週末のレースに臨めるよう、色々考えておりますが、まあやれることは限られていますね。
プロであれば、専門のトレーナーがパワーメーターでTSSとか管理して、疲労が抜けるようにメニューとか考えてくれるんでしょうけど。そんなトレーナーもいないし、自分じゃそんなこと出来ないし。そもそもプロとウィークデーは働いているサラリーマンじゃ、疲れの根本原因が違いますからね。
サラリーマンのピーキングは本当に個人差があると言うか、各々置かれている状況が全然違うので、10人いれば10通りの方法が有りますよね。まあ、たいがいの人は疲れを取ることが最優先課題だろうけど。
そんな中でも、シーズン中最も狙っていたレースにドンピシャにピーク合せて全日本TTチャンプを勝ち取った龍太郎や、ウルトラハードワークの中でも、もの凄いピーキングで沖縄の市民210kmを勝ち取った高岡選手とかは本当に凄いと思います。
それに比べると「脚の疲れが取れれば良いか」程度の自分のピーキングなんてたかが知れていますが、一応どんな感じで今週を過ごすかご覧頂ければと思います。
日本では知名度は低いものの、UCI1クラスのレースなので、シムネックやシャネールなどのトップ選手が来る。シーズン序盤とは言え、彼らと手合せできるレースなので、自分としては最大限調子を上げて臨みたいと思っています。
そして、物理的な部分でも、1週間、海外に行き、レース以外の全てのものから遮断されストレスフリーな生活を送ることで、現地でさらにもう1段も2段も調子が上がる。だって、22時に夕飯食べて、日付が変わってから寝る生活を送っている人間からしたら、夕飯は18時。睡眠もたっぷり取れる環境は夢のような環境ですよ。(おまけにご飯が美味いときた)
まあ、1週間自転車レースのためだけの生活を送るのと、前日1泊現地入りで合わせる全日本とじゃ、そもそも違いますけどね。
マキノは強行スケジュールで現地入りし、最後尾スタートからそれなりのパフォーマンスを発揮し、23位ゴール。身体の感じとしては、それなりに踏めているけどまだいけると言う感じだったかな。
この週は月曜日が祝日だったのでここがレースダメージを取るのに役立った。
マキノから野辺山までのウィークデーは通勤ライドを片道ずつ。いつもの半分なので脚に疲れが残り難いけど、程よい刺激を与え続けて、身体の感じも確認できる。
でこの片道通勤ライドの感覚では、マキノのレースで高強度の刺激を身体に与えたので、身体がよく動くようになっていて、野辺山に向けて調子が上がっているのが確認出来ました。
そして迎えた野辺山初日。
ウィークデーの仕事疲れを抜くべく、土曜日はゆっくり起きて重役出勤。
通勤ライドで感じた手応えは間違っていなかったようで、1日目のレースは22位でゴール。自分なりに納得のいくレースが出来ました。
ただ、この調子でもう1発決めたかった野辺山2日目は絶不調。
前日は本当に限界まで追い込んだらしく、身体が全然動かず。周りの選手は2日目もしっかり走っているので、情けないことこの上ない。
まあ、そんな流れで迎えた全日本の1週間前。
野辺山の初日のパフォーマンスは良かったので、これは自信になったし、野辺山の疲れが取れれば、さらにコンディションは上がると思う。
そんなこんなで、片道ずつ通勤ライドをしていますが、水曜日の朝の時点では、いまだに脚の張りがあり、野辺山のダメージが抜けきっていない感じ。
ここで、明日以降全く乗らないか、程よく乗って回しながら、回復させていくかと言う選択になる。
もちろん後者で、明日も片道(43km)だけ帰宅の自転車通勤をする予定。
悩みどころは、金曜日も行きだけ自転車通勤するかどうか。
脚の疲れ具合によってだけど、日曜日にしっかり身体が動くように金曜日も少し(通勤する時点で片道でも43km走ることがmustになるので、少しではないが)は身体を動かしておきたい。
あとは、金曜日にサウナと鍼で仕上げかな。
野辺山では、気合入りまくりで、限界まで追い込みましたが、本当に限界超えちゃったらしく、いまだにダメージが抜けきっておりません(写真：Sakai氏)
睡眠も、もう少しとれれば良いんだけど。そればかりは諸々の状況次第。
まあ、そんな感じの流れで今週末のレースに臨みます。
ホント、最初にも言ったけど、サラリーマンライダーなんて、各々状況が違うから何が正解とか答えは無いので、自分でもどれが正しいのか手探りでやっておりますが、この方法でピークを作れればと思います。
