A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

シクロクロス東京エリートレース

昨日はシクロクロス東京のエリートレースでした。
毎年シーズン最後にして最大のビックイベント。今年もこのレース出られて良かった。
 
レース当日は朝から雨。しかし走り出す頃には5月並みの気温でドピーカン。
シーズンはじめのハイナン島の遠征を思い出させる最高の天気で最高に楽しいレースでした。
 
レースの方は朝方の雨の影響でシングルトラックはぬかるんでいて、砂と泥の両方に対応しなくてはいけない難しいレースになりそうなので、ノーマルタイヤをいつもより少しだけ気圧下げたセッティングで出走(1.7気圧くらい)。シングルトラックもかなり走り難い状態だったので、砂に完全に合わせてしまうと大変なことになるのでこんな感じでセッティングだったけど、自分のテクニックにはこれで良かったと思う。
 
試走の時からとにかく暑くて暑さ対策が急きょ必要だと判断。
そこでまずはワンピースジャージの長袖を半袖にジョキジョキカット。
このジャージを着るのも今日が最後だからこれで良いんです。
※ちなみに、自分は少々貧乏性なので、2枚支給されたジャージの1枚しか使っておらず、もう1枚は新品のまま、袋に入った状態でシーズンを終えてしまった。貧乏性ゆえ、かえって勿体ないことをしてしまった。。。
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スタート前に急いで半袖バージョンにカットしたウェア


さらに、この暑さに備えて念のためボトルを持って走ることに。
ボトルは持ってきていなかったけど、ファブリックのボトルを取りつける爪は付いているので、急きょファブリックのブースでボトルを1本お借りして出走することに。ホント、こう言う時にこのファブリックボトルは便利だ。
ファブリックブースのみなさん、急なお願いなのにボトルを提供して頂き有難う御座いました。
 
 
 
そして、ウォーミングアップを開始。
スタート地点のすぐ近くにチームのスポンサーのブースが出展していたので、そこでウォーミングアップをさせてもらう。
何と言うか、SNEL的には、ロードレーサー系選手中心なので砂のレースの相性はどっちかと言うとあれでして。。。
いつもほどのピリピリした緊張感は無く、ベストを尽くすために笑顔で3人揃ってアップをする感じで。
たまにはこう言う感じイイね。これで成績が良ければもっとイイね。
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いつになく笑顔溢れるSNEL陣営。このお祭りレースを前にみんなテンションが上がる。
 
 
 
そしていよいよレーススタート。
もともと後方からのスタートだったが、特にミスをした訳でもないのに、さらに後方に追いやられ、最後尾でシングルトラック突入。もうこうなるとどうにもならない。
 
しかし、後ろで待機していて脚が溜まっていたので、砂地に入った所で一気にスパートして怒涛のごぼう抜き。
思えばこれがこの日のハイライトだったか。。。
 
これに気を良くして、砂も踏めると自信を持ったが、2周目以降は脚が削られていくとパワーだけでは押せないようになってしまった。。。
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脚が元気な内は砂をゴリゴリ踏み倒しました。最初の方だけ。。。(写真:岡元氏)

 
それでも今年は比較的乗れる砂のコースになっていてなかなか面白い。
そして、やっぱり砂は難しい。順調に走っていても、僅かにライン外すと一気に踏めなくなってしまう。
逆に後ろから来た外人の速い選手が抜きにかかっていたのでラインを譲ったら、その選手がライン外して失速してしまい「をいをい、せっかく譲ろうと思ったのに。抜くなら早く抜いてくれ」なんてシーンも有ったりして、なかなか砂は奥深いなと。。。
いつかはもっと砂を練習しないといけないですかね。
 
 
そして、1周回が短いこともあり、今年もトップには2ラップを食らってしまう。
あまりトップの邪魔になりたくないので1ラップで抑えたかったが、叶わず。
ちなみに、彼らが抜いていった後は、砂にきれいな轍が付くのでとても走り易い。有難う御座います。。。
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今年もトップには2ラップされてしまった。そして、彼らが通った後はきれいな轍が出来て、とても走り易い(写真:たんねん氏)
 


 
そんな感じで本人的には力走しているのですが、順位的にはかなりの低空飛行。
それでも、たくさんの方に応援して頂きとても嬉しかったです。有難う御座います。
一応、本人的には手を抜かず1時間全力で走れたのは、温かい声援のおかげです。
 
そんな感じで今やれることはやってレース終了。とても楽しかったです。
やっぱりお台場は最高のレースです。
特に昨日みたいに太陽がサンサンと降り注ぐ中、レインボーブリッジをバックにたくさんのオーディエンスの前で走れるなんて、最高に決まってますよね。来年はもっと上質な走りを披露できるように、今から準備していきたいと思います。
 
今シーズンはこのシクロクロス東京で終了ですが、今後とも宜しくお願いします。