A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

JCXシリーズ第2戦:信州シクロクロス・白樺湖大会

昨日はJCX2戦で初出場の白樺湖を走ってきました。
 
結果から行ってしまうと、2週間前のJCX1戦の小貝川はあともう少しで完走できず26位。
そして、今回もあと少しで完走出来ず24位。
 
これだけ書くと前回と大して変わらないように見えますが、だいぶ復調していると感じられる手応えも有りました。
 
今回はSNEL号で会場まで移動。
人のクルマでレース会場まで行くのは何年振りだろう。朝は結構早かったけど、途中で爆睡しても勝手にクルマが目的地に向かっているのは楽ちん。ありがたや。
 
珍しく会場に早く着いたので、
珍しく朝一試走なぞをしてみる。

 前々から(小島)大輝と一緒に試走して、色々教えてあげないとなと思っていたけど、それがやっと実現した。
 とは言え、前戦のラップタイムを見る限り、今の大輝ならカテ1でも中盤辺りか、それ以上を走れる実力を持っている。
テクニックも年々向上していて、自分が教えられることも少なくなってきている気がする。
(だからこそ、追い越される前に先輩風拭かせておこうと言う魂胆・・・)
 
実際に一緒に走ってみると、大輝は速い。
そりゃ、多少のトラブルが有っても下のクラスなら絶対に負けない男だから当然かも知れんが。
それでも、1つ1つのコーナーワークには問題がなくても、いやらしい感じで繋がっている複合コーナーはまだ粗削り。そう言う部分をアドバイスしておいた。
 
この日は30分の時間制限つきでカテ2を走るらしく、出走前に小島父ちゃんと「切羽詰った場面ではまだまだ速い選手と差が有りますね。今日はいつもよりも上のレベルのレースだから、そう言う部分に磨きがかかるんじゃないですか」なんて話していたけど、結局ふたを開けたら、カテ2でも他をブッ千切ったらしく、もはやあいつはカテ1を走らせるしかないと感じた。
若いって良いな。。。
 
そんなこんなをしている内の自分のレースのスタートが近付く。
試走でタフなコースだと言うのは思い知らされていた。さすがに標高の1500mあるらしく、ゆっくり流しても息切れするので、全開で走ったらすげ~苦しいだろうなと覚悟。途中にきつい登りが何か所かあるので、1周の中でも休む区間と全開で踏む区間を見極めてペース配分しないといけない感じ。

イメージ 1

 
そしてスタート。

スタート直後の位置取り合戦であまり脚を使い過ぎると後がきつくなるので、全開ではやらない。

恐らく周りも同じ考えだったらしく、そんなに踏んでないのに、3列目からの割にはまずまずのポジションが取れた。

 

だいたい20番前後くらいの選手が団子になっていて、抜きつ抜かれつでパックなような、パックじゃないような感じで走る。この状態は結局最後まで続いた。

 

そんな密集度の薄いギリギリ完走ラインのパックを拓海が凄い勢いでぶち抜いていった。

拓海のあの踏み方、以前は最初の1周か2周しか持たない踏み方だったけど、どうやらそのまま最後までバリバリ踏みぬいて、けっこう良い順位でレースを終えたらしい。

すげ~成長だな。素晴らしい。見習わないといけないと思う。

 

そして、自分の方はと言うと、試走では呼吸がきつく感じたけど、実際走ってみると思った程でも無い。

全開で走っているから呼吸が苦しいのは平地でも高地でも一緒。それ以上のことは無かった。

正直、昔の霧ヶ峰とかは本当の酸素足りなくて苦しかったけど、そう言う感覚は無かったから、野辺山に向けて明るい材料になった。

 

コースがきつい分、周りも自分も我慢のレース。

だけど、周りにる選手は明らかに2週間前よりは強い選手ばかり。

またこの2週間でコンディションを上げられたんだなと実感した。

走っている感覚も、2週間前は途中で苦しくなって激ダレしたけど、今回は苦しいながらも最後まで身体はそれなりに動いてくれた。あとはもう1段も2段も上へペースアップを図りたい。

 

そして、手の届きそうな所に一方的にライバル視している3UPの合田さんたちを捕えながら、80%ルールに引っかかること無くラスト2周へ。

実は、茨城のJCX1戦では最終周回は脚きりしなかったので、これで完走は確定したかと思った。

とは言え、目の前に勝てたら勝ちたい人たちがいるので気を抜かず踏む。

しかし、ラスト1周に入ろうとした時、なんと80%ルールに引っかかって降ろされてしまった。

 

どうやら、最終周回に80%ルールを適応するかどうかは厳密は取り決めが無いので、降ろされる時は降ろされるらしい。まあ、そう言う位置を走っている自分が悪いんだけど。

 

そんな感じで、コンディションは上がっているものの、またまた完走できず、厳しい闘いが続いております。

 

そして次のレースは今週末。

ここまではレース間のインターバルが2週間あり、それなりにしっかりトレーニングしてコンディションを上げてこれたけど、1週間となると昨日の疲れを取った後に僅かな期間だけきついトレーニングしてすぐに調整になってしまう。それでもやれるだけのことはやって今回よりも良いレースをしたいと思います。

 

そして次はグリバーさかえのUCIレース。

本来なら、ド平坦のUCIレースなので、今シーズン最もUCIポイントに近いレースだったのかも知れない。

だから、まだコンディションが上がり切っていないことを悔いてもしょうがないので、会心のレースをするべく準備をしたいと思います。