A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

自転車は数字が全てではない

少し前だけど、オーベスト&GSEWの練習会に2回参加させてもらった時の話。

レーニングデータの中でTSS(トレーニングストレススコア)は実際のトレーニングの強度を表す指数とされている。
確かに、平均ワットで判断するなら、きついインターバルトレーニングよりも、一定ペース走ってる方が数値が良いし消費エネルギーで判断するなら、短時間で死ねる練習よりもLSDの方が数値が良い

だから、FTP値をベースにどれだけ体に負荷をかけたか判断できるTSSがその日のトレーニング内容を評価するのに一番良いのだろう。

とは言え、


TSSだけでは語れないものがあるなと感じたのが2回行ったオーベスト練での出来事。

4月2日:
少しずつ暖かくなり、体も動くようになり、寒い時期に比べていく分か、登りも登れていたので、TSSは177.9

4月16日:
前回よりもさらに暖かくなり、登りも前回より少しは登れた。終わった後の出し切った感は前回以上で、ハードなトレーニングに身体が大きなダメージを受けているのが分かった。
こりゃ、前回よりTSS高いぞと思ってみたら

TSSは164.3・・・
なんてことだ。前回より8%ダウンしてる。。。
パラメータはこんな感じ
イメージ 1こっちが4/2のデータ

イメージ 2
こっちが4/16のデータ


ほぼ同じコース。平均ワットは4/2の方が上。主観的にきつかったのは4/16

ちなみにトレーニング内容は淡々と走りながら、途中の登り4セットはガンガン千切り合い。
まあ、千切り合いに参加出来るほど登れないんだが。
山4本登った後、休憩を挟んで平坦区間でまた千切り合い。こっちの方は参加出来る感じ。

どんな動きをしていたのかグラフで見るとこんな感じ
イメージ 3
4/2のグラフ

イメージ 4
4/16のグラフ

登りはそれほど大差なく、平坦区間は4/2の方が何度も掛かってしんどかった感じ。

で、そう言うのも込々で、コンピュータは4/2の方がTSSが高いと言って、自分の感覚では4/16の方がしんどかった。

ひとつひとつの登りのデータを細かく見れば、また色々見付かるだろうけど、ラップ取ってないんで・・・。
それに登りと登りを繋ぐ区間がスローペースになれば、当然数値は悪くなるんだろうけど、そんなこんなも含めて4/16の方が俺にはしんどかった。

やはり、数値では単純に表せないものだな。