A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

スターライトクロス幕張2018 Day1

先週のスターライトクロスは今シーズンで一番噛み合わないレースをしてしまいました。
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PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)

先週は雨の多い状況で、昨年のようなキャンバー地獄も予想されましたが、当日は晴れてなんとかキャンバーの悪夢は回避。

コースは例年通り、踏むところはしっかり踏んで、あとは細かなテクニカルセクションと言う感じ。
リアタイヤだけはダイヤ目でもイケるかなと思ってVittoria Terreno Dryを試してみらけど、試走で光君の後ろに付いたら、コーナーの立ち上がりが速くてダイヤ目だとズルズル滑ってしんどい。結局、安定のTerreno Mixに落ち着く。このタイヤは万能だ。

スタートグリッドは21番で3列目。
UCIポイント取ったと言っても、フルメンバーになれば前には20人いる。
そんな感じでスタート。

最近はスタートで第1コーナーのイン側に入るのが好きなんだけど、暗すぎてよく見えず、あまりコースの端を攻めることも出来なかった。
ポジションアップがあまり出来ないまま本コースへ。
1周目は、暗闇にまだ目が慣れてない感じだったけど、まあまあの感じで2周目へ。
しかし、2周目の途中、コーナー攻めすぎてコースわきの草が絡んでしまい、ホイール辺りからガラガラと音がしたので一旦ストップ。
まだまだポジション争いしている所だったので、これは痛かった。
たぶん、この辺りから、この日の歯車が狂い始めたのだと思う。

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暗くて脇からポジションアップをすることが出来ず、1周目は可もなく不可もなくと言う感じ PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)

3周目には、キャンバーを駆け上がって盛り土を走る区間で自爆落車。
前にも転んだことがあるんだけど、あの辺は盛り土の中にゴロゴロと石が混ざっていて路面が粗く、それでいて暗い場所があり、見えずに大きな石にヒットして落車してしまった。


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最初の落車から前を追っている所。ディレイラーには2周目に絡んだ草が残っている PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)


そこから単独で前を追いかけて、第4集団だか第5集団に追い付く。
ここは連が積極的に引っ張っていたが、他に引ける人があまりいなくて、連だけではどうにもならない状況。
自分も追い付いたばかりで息が上がりまくって、最後尾でヒラヒラしていたけど、こんなペースじゃ80%ルールにひっかかるから何とかしないといけないと思った。自分は30位争いをしている訳じゃないしね。

追い付いて間もなかったので全然余裕なかったけど、テクニカル区間で先頭に立って集団を引いてみる。
しばらくすると、脚を休めた連が前に出てきて集団を引こうとするが、「お前、それアタックかよ!」って言うくらいすげ~スピードで飛び出したものだから、全然追えず、他に脚に余裕が有りそうな人に連を追ってもらう。

そんな感じで後ろに下がろうとした時、直線なのに追い抜いて行く選手の一人が後方からもの凄い勢いでタックルしてきた。
見えていれば、こちらも当たり負けしないように合わせることが出来ただろうけど、夜だし、後ろからだしで、完全に無防備な状態で成す術なく吹っ飛ばされて落車。

これはやめて欲しいね~。
当然、本人もわざとじゃないんだろうけど、シクロクロスって言っても、平坦の高速レースはロードと同じようにパック組んで集団走行になるからね。皆で協力して前を追わないといけないんだから、まずは他人に迷惑かけないようにきれいに走ることは最低限のマナーですよ。


この落車は戦況的には非常に痛かったけど、身体はノーダメージだったのですぐに立ち上がり、曲がったブレーキブラケットを強引に直して再スタート。
乗っかっていた第4集団にも置いて行かれ、落車でペースも乱れ、そこから立て直しをしようと試みたけど、あまりペースも上げられず-3ラップの32位で終了。

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集中力を切らさないように頑張ろうと思ったけど、最後はペースが落ちまくった PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)


スターライトは盛り上がるレースだから、良い走りをしたかったけど、踏めてなかったし、細かいミスも多かったし、運も無かった。。。

こんなに悔しいのは久しぶりだ。
けど。
この悔しさは忘れないようにして、野辺山でのリベンジに向けてまた頑張ります。