A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

湘南シクロクロス2019最終戦

2/17は湘南シクロクロスでした。

 

SNEL CYCLOCROSS TEAMでは、チームとしてまとまって出走するレースは今シーズンこれがラスト。

エリート男子は5名全員が集結。

これが意味するところは『チームの誰かが絶対に優勝しないといけない』と言うこと。

 

直近のレースの成績等から考えて、主軸になるのは連と、もじゃ。そして自分。

誰も何も言わないけど、今日は勝たないといけないことは全員自覚していて、JCXのレースと同じような緊張感。


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この布陣!逆に緊張する PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)
 

湘南はローカルなレースだけど、強い人もけっこう出てくる。

今回最も危険な選手は松田選手。

自分もハマる走りが出来た蔵王のレースで終盤に抜かれて負けており、とても怖い存在だと思っていたし、彼さえ抑えられれば誰かが優勝できると思っていた。

 

理想としては数を活かして、松田選手と51の展開に持ち込みたいところ。

まあ、そんなにレースは甘くないんだけど。

 

そんな感じでスタート。

 

スタート直後は予定通りSNELで列車を組んで先頭を固めたが、その中にしっかり松田選手も入り込んだ。

 

そして、2周目で早々に松田選手がアタックをかけてパックをバラしにかかる。

お互い手の内は見え見えだから、一緒に行っちゃ不味いと踏んで、早めに仕掛けてきた感じだろうか。

ただ、そこには若くて速い連がしっかりマーク。

 

自分は少し遅れたけどSNELで固まって追走作れば万全だな」と思った。

しかし、チェックに行ったはずの連が1周くらいで振り落されて、落ちてきた。

 

しょうがないから連を吸収して、2人で追走パックを組む。

30秒弱差を開けられたけど、まだ序盤だし、この平坦コースで21なら終盤にチャンスが必ず回って来ると思った。

駆け引きが下手な連に2人居るからこっちの方が有利だから焦るな」と声をかけて、焦らず徐々に差を詰める。


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連と一緒に先頭を追う。この時点では自分たちが有利だと思っていたが PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)
 

しかし、中盤で自分が芝に滑って落車。

連に「構わず行け」と声をかけると、そのまま連はペースを上げて追走を開始。

今思えば、まだまだ周回が残っていたので、連をひとまず待たせて2人で行くべきだった。

 
 
 

自分は単独3位になった後、もじゃが追いかけて来ていたので、少しペースを落としてもじゃと合流。

もじゃのすぐ後ろには、トム・ボシスが迫っていたので、3人バラバラに走って消耗戦するより、もじゃとジョインして21になった方が確実にトム・ボシスを振り切れると思ったので。


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終盤はもじゃとランデブー。さすがにロードレース分かってるから一緒に走りやすい PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)
 

もじゃもそれは分かっていたから、自分と合流後、きれいにローテしてペースを上げる。

ただ、前の2名には大きな差が付いて届きそうにない状況。

 

優勝に関しては連に託すしかない。

 

結局、連はだいぶ追い上げたけど届かなかったらしく、優勝は松田選手。連は2位で、自分は3位。

 

またしても湘南で勝てなかった。

特に今回は平坦なコースでチーム力を活かせば有利なはずだったのに、上手く連携が出来ず、松田選手の強いフィジカルと積極的なレース展開に完敗した感じ。
 

もう終わったことはしょうがないので、来シーズンはこう言う時にもしっかり連携して勝てるように、チームとしても色々改善していきたいです。


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チームとして動くのは今シーズンこれが最後。シーズン終了後にチームを抜けるメンバーもいるけど、皆最高の仲間だぜ! PHOTO by Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)