A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

開催直前!シクロクロス東京の前に覚えておきたい砂対策

どうも、シクロクロス東京の日が迫り、ドキがムネムネしてる向山です。
シクロクロス東京は重要なビックレースですが、野辺山や全日本前とはちょっと違ったワクワク感がありますね。
タイトルもUCIポイントもかかってる訳じゃないけど、シーズン最後にたくさんのギャラリーの前で楽しく全力を出したいです。
 
もちろん、出場する全ての選手にとって今週末は重要レースだし、良い走りがしたいのでないでしょうか。
 
そこで!
 いつもはレース終了後のレースレポートばかり書いているけど、たまにはレース前にコース攻略のちょっとしたコツなどを書いてみようと思います。
 ※大した話じゃないですよ。知ってる人からしたら当たり前の話です。
あまりハードル上げ過ぎないように。。。
 
 
【砂をランニングする時のコツ】
砂を乗車するためのコツじゃなくてゴメンなさい。けど、あのコースをフル乗車でクリア出来るのは本当にトップの数名じゃないでしょうか。
自分も一応エリートですが、今年のコースは砂区間にジグザグが増えて、相当ランニングすることになるだろうと覚悟しております。
それに砂の乗車のコツなんて、聞いたところですぐに出来るもんじゃない。そこで、ランニングを少しでも楽に速くするためのコツを伝授致します。
 
ランニングには大きく分けて自転車を押すのと自転車を担ぐ(自転車の担ぎ方はここでは問わず)の2つがある。
その2つを有効に使い分けることがお台場攻略の肝になります。なにせ、普段のレースよりはるかに長い時間ランニングをすることになるので、効率が悪いと疲労は溜まるし、腰にもダメージがデカい。


イメージ 1

 
自転車を担いでのランニングについて:
シクロクロスのランニング≒担ぎみたいなところがありますね。路面が荒れている場合、押すと自転車が進まず、担いだ方が楽なうえに速いと言うことがシクロクロスの場合多い。しかし、ずっと担いでいるのは上半身を中心に身体のダメージが大きい。
 
自転車を押してのランニング:
路面がスムーズであれば、担ぐより押しちゃった方が楽だし速いですね。けど、路面がスムーズならそもそも乗車するしと言うのがシクロクロスだったりする。それと細かいジグザグなどは身体と自転車の動きがリンクせず、押すと遅くなります。
 
この特性を理解して使い分けるべきです。

ただ、お台場は他にも注意するべきことがある!
それは、ふかふかの砂は自転車を担ぐと脚が埋まってランニングし辛いと言うこと
例えば体重60kgであればそこに8kgの自転車が加わり68kg分の荷重で脚が普段より砂に埋まり、走るうえでかなり抵抗が増す。これは過去にお台場のレースを出たことが有る人は覚えがあるでしょ。ピットがある辺りの砂がふかふかの区間。あそこはホントにランニングし辛いですね。
 
これを考慮すると、こんな感じでしょうか
・硬い砂 ⇒ 押す
・波打ち際 ⇒ 押す
・砂がふかふかの区間 ⇒ 押す
・砂の凹凸が多い区間 ⇒ 担ぐ
・コーナーが続く区間 ⇒ 担ぐ
・追い越すためにラインを外す時 ⇒ 担ぐ
 
当日の砂のコンディション次第でここの線引きは変わりますが、あくまでイメージではこんな感じでしょうか。


そして、勝手なイメージついでにコース図で担ぐ区間と押す区間をマーキングしてみました。
イメージ 2
これもホント、見てないコースをこんな風に区分けするなんて、かなりデタラメな話ですが、青が押す区間で、黒が担ぐ区間てなイメージです。
 
まあ、実際にどこを担いで、どこを押すかなんて、当日になってみないと分かりませんが、こんな風に戦略的に使い分けを意識したら楽しそうでしょ?