A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

【ちょっとしたコツ】シクロクロスシーズン前にクリートを削る

もうすぐ茨城シクロクロスの小貝川大会。ここから本格的にシクロクロスシーズンに突入しますね。

そこで僕が今日やったのが、新品のクリートを削ること。

どんな目的でどんなことをやったかご説明します。
宜しければご参照下さい。


ちなみに、この新品のクリートを削るのは、誰かに教わったわけでも、何かの資料を見た訳でもなく、僕のオリジナル。
僕のペダルはTimeだから、ひょっとしたらSPDの人は必要ないのかも知れません。

クリートを削る理由は、降車の際、ペダルをリリースする時に引っかかるから。
勿論、クリートなんて普通に外せるんですが、新品って、硬いと言うか、なんか引っかかる感じがするんです。
その引っかかる感じのせいで、降車がワンテンポ遅れてしまう時があるんです。
ペダルのリリースは無意識でやってるから、いつもより少し引っかかるだけで、意外と外れ難い。

だから、そう言うことが無いよう、ノーストレスでレースに臨めるように削っちゃうんです。

イメージ 1

左が使い込んだクリート右が殆ど使っていないクリート
矢印で指している部分が左の方が減ってるでしょ(分かり辛い?)

この部分、リリースする時に最後まで引っかかる部分。
ここを少しヤスリで落としてやる。

イメージ 2
こうやってヤスリで削る。削るのは角だけ!


イメージ 3
またまた微妙に分かり難い写真だけど、角が無くなってるでしょ。

こう言う風にチョット削るだけで、リリースが凄くスムーズになるんです。

ただ、こう言うことはメーカーはたぶん推奨してないし、削り過ぎたら新品のクリートをダメにしてしまう。
だから、パフォーマンスのためなら失敗してクリートをダメにする覚悟を持ちつつ、少しずつ削ってみると良いと思う。

タイヤの皮むきと同じように、新品のまま使うより、こう言うひと工夫でパフォーマンスが上がることもあるのです。
ペダルのメーカーによって効果の程は変わるかも知れませんが、良かったら試してみて下さい。