A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

砂利のコーナーのスキルアップ(シクロクロス)

今日の午前中はシクロクロスのプライベートレッスンでした。
色々なメニューを限られた時間の中でこなしたのですが、最後にやったのが砂利のコーナーを攻めること。

今日、受講した方は砂利のコーナーは滑りそうで怖いと最初言っていました。
確かにシクロクロスを始めたばかりで、コーナーリングに自信が無い人にとってはスリッピーな砂利は怖いし、苦手意識が芽生えやすいでしょう。

そこで、今回はこんなアドバイスをしました。

1.イン側の脚を出す⇒
オフロード競技だとイン側の脚を出している場面を目にしますが、こうするととても曲がりやすいんですよ。
特に今回受講している方に関しては2つの目的から、まずイン側の脚を出して曲がってもらいました。
ひとつは『外脚荷重』を身に付けてもらいたくて、イン側の脚をペダルから外すことによって、外脚でしっかり踏ん張ってもらう狙いがありました。
もうひとつは、イン側の脚をペダルから外しているので、もしもスリップした時にすぐに脚を付けると言う安心感のため。こうやって保険をかけることで、自分のコーナーリングスキルの限界近くできちんと曲がることが出来るので。

2.アウト・イン・アウトのラインを見せる⇒
自分が一度前を走って、ブレーキポイントやアウト・イン・アウトのラインを見せることによって、ラインのイメージを掴んでもらう。

3.イン側の脚を外さずに曲がる⇒
不安感の払しょくと、外脚荷重のために、イン側の脚をペダルから外していたものを、慣れてきたら、ペダルから外さずに曲がるようにして、立ち上がりでのダッシュを入れるようにする。

このスリーステップで、砂利のコーナーの速度を上げるようにアドバイスしました。

残念ながら、BeforeとAfterの両方の動画があれば良かったのですが、Beforeを撮り忘れたので、スリーステップを踏んだ後のコーナーリングの動画をご覧ください。



実はサドルの高さとか、ポジション的な部分でも色々改善点は有るのですが、こうやってひとつずつ改善していくことで速くなっていきます。