A-CAP店長(初代シクロクロス最速店長)ムコ 志は空よりも高く

東京あきる野市のA-CAP(AKIRUNO-Cycling Academy Project)の店長。ロード、シクロクロス、マウンテンバイクの3種目で最上級カテゴリーで戦った経験を活かし、情報発信をしております。自称「あきる野の狼」

最近のバーテープの性能には驚かされる!特にシリコンとか(MagicOne SILIC1 BARTAPE)

今日はバーテープの話。わりと脇役的で話題になることが少ない話。
バーテープって、何気に良し悪しがはっきりしてる。特に痛感するのがいつも使ってるものから質の劣るものに変えた時。
何じゃこれ。ダメだな~ってガッカリする。
逆に、メチャメチャ良いやつに出会った時には、これ良いなと思うけど、話題になり難い。
それはなぜか?
良いバーテープって言うのは、フィーリングが自然でメチャメチャ手に馴染む。
それゆえ、初めて使ったやつでも、前からずっと使っているような自然さゆえに感動が少ないと言うか、スルーしてしまう。
 
しかし、前述のように、悪いものを使った時はダメさをダイレクトに感じる。
人間は良い事よりも、悪い事の方が強く印象に残るものなのだ
(と、この前読んだ小難しい本に書いてあった…)
 
 
で、ボチボチ本題。
今シーズン、SNEL CYCLOCROSS TEAMではマジックワン社からMagicOne SILIC1 BARTAPEと言うバーテープをご提供頂いておるのですが、これがなかなか素晴らしいのでご紹介しようかと。
 
イメージ 1

 
ちなみに、20年以上自転車やってますが、バーテープのトレンドもだいぶ変わったなと思います。
自分が高校入った時は人工皮革バーテープが主流
あの時代、あれしかなかったから何の疑問もなく使っていたが、今にして思うと、クッション性が低いし、表面ツルツルだし、一度汚れると洗っても落ちなかったなと。
 
そして次に自分が使ったのはコルク
コルクは良かったね。長い間、バーテープはコルクが主流の時代は続いたんじゃないかな。
特にSILVAバーテープは画期的だった。ロゴが入ってるのが格好良かった。特にポルティの今中選手のバーテープCOPPIってロゴが入ったバーテープが巻いてあるのが格好良くて、あれをマネしてSILVA巻いたな。
 
コルクのバーテープは良い。
軽くて、クッション性も良い。とりあえずコルクのバーテープ巻いておけば問題ない。
そう思っていた。
 
 
しかし、新素材の開発が進み、シリコンやポリウレタンのバーテープが出てきた。
そのひとつが、マジックワンから頂いたシリコンバーテープSILIC1 BARTAPE
(※話が脱線していたが、ここで再び本題に戻す・・・)
 
 
イメージ 2


このシリコンバーテープ、使った印象は全てにおいてパーフェクト!
 
クッション性:コルクに近いクッション性だけど、コルクより若干薄く、それでいて表面がコルクよりやや柔らかいので握り心地が良く、クッション性を保ちつつも、路面からのインフォメーションもよく伝えてくれる。
グリップ感:文句なし! ホームページの商品説明に「手に吸い付くようにグリップします」と書いてあるけど、本当に手に吸い付くんです。ウソだと思ったらお試しあれ。あのグリップの良さは、ハンドル操作がシビアなシクロクロスではとても良かった。もちろん、ロードでも下ハン握ってガンガン自転車振る時とか良さそうだ。
耐久性:丈夫です。転んでも少々のことでは破れません。また、グイグイ引っ張ってもコルクみたいに千切れないので、巻く時も作業が楽。
(バーテープを巻く時は、ハンドルに馴染ませるためにグイグイ引っ張りながら巻きます)
汚れにくい:シクロクロスで毎週末ドロドロになっても、洗うとすぐにきれいになります。バーテープって、なかなか汚れが落ちにくいので、これはかなり有り難いです。
経済性:少々お高いです。だけど、耐久性が高いうえに、粘着テープを使っていないので、洗って繰り返し使うこともできるので、むしろスパは良いです。
 
まあ、特徴を箇条書きにはしてみたものの、あまり難しいことは考えず、一度使ってみれば気に入るはず。
この手に馴染む感じは、ハマりますよ。
結局、サドルでもシューズでも、肌に触れるパーツって言うのはフィーリングが重要で、多少高いカネ払っても良いものを使った方が絶対に良いそう再認識させてくれるアイテムです。


※だた1つ、注意して欲しいのが、一度このバーテープを使ってしまうと、前のに戻れなくなること。
SILIC1 BARTAPEを一度使ってしまうと、それより劣るものを使うとイラっとしちゃうかも知れません。
人間は悪い事の方が印象に残り易い生き物なので!